自然界には人間の想像をはるかに超える「不思議な生き物」が沢山存在しています。
そんな生き物たちをちょっとだけご紹介♪
雪虫
雪を知らせてくれる雪虫。
お腹に白い綿をつけた何となくほんわかしたイメージの雪虫ですが、その正体は実はアブラムシ!
アブラムシがトドマツから産卵のためにヤチダモに移るときに翅をつけて飛んでいる様子がまるで雪が降っているようでこの名前がついたちょっとロマンチック!?な昆虫です。
アメンボ
まるで忍者のようにスイスイと水上を滑っているアメンボ。飴のような甘い匂いと棒のような細い体で飴ん棒。
脚の先端に無数の毛がついていて、その毛のおかげで表面張力が発生し、忍者のようなスムーズな移動を可能にしているんで
す。
ナナフシ
昆虫の擬態の範疇を遥かに超えているナナフシ。
実際に七つの節があるわけではなく、体節はそれ以上。まるで木の枝のようにしっくりと植物に同化してしまっています。
学名には異様なものという意味の「Pasma」という単語もついているほど。
ヨナグニサン
世界最大級の蛾と言われるヨナグニサン。沖縄県の八重山諸島に生息しています。
映画「ゴジラ」に出てくるモスラのモデルとなった生物とも言われています。
羽化した後は幼虫時代に蓄えた栄養のみで生きるため、その寿命は1週間ほどなのだとか・・・
沖縄の天然記念物です。
マツモムシ
いつもひっくり返って水中に浮かんでいるマツモムシ。
これ、死んだふりでもなんでもないマツモムシの通常のスタイル。
そう、マツモムシは背泳ぎの名選手!それに加えて潜水も大得意!鰓もないのに長い間水中にもぐっていることもできちゃう凄い奴なんです!
■生きてるのか死んでるのか?ひっくり返ってばかりの変な虫「マツモムシ」
ナガヒカリボヤ
長くて光っててぷかぷか浮いてる、ナガヒカリボヤ。
体表についているバクテリアが光を発して100m先からでも見えちゃうほど。
20mもの長さのものもいる摩訶不思議なダイバー達に人気のホヤです。
バビルサ
牙が目に刺さ去るように伸びる、鹿のような、イノシシのような、れっきとしたブタ!
ライオンのたてがみのようなシンボルとしての牙は、立派であればあるほどメスにもてます。
ところが、中には伸びすぎて目に刺さってしまうバビルサもいるんだとか。
「自分の死を見つめる動物」との異名もあるどこか神秘的な動物です。
コトドリ
オーストラリアの固有種のコトドリ。名前だけ聞くと可愛らしい小さな鳥をイメージしがちですが・・・このコトドリの何がすごいかって、それはものまね力!!ものまねの実力が半端ないクオリティーなんです。
コトドリの前で子供の名前を呼ぶと声色まで完コピされて、思わず子供がついて行ってしまうとかしないとか。
エダハヘラオヤモリ
目の上の突起のせいで悪魔の使いとも言われてしまうエダハヘラオヤモリ。
マダガスカルの固有種。体長は7~10㎝ほどで枯葉に擬態しまするのですが、その擬態が超一流。特に尻尾の部分の枯れ葉ぶりはお見事です!
ペットとしても人気があり、1500円ほどだとか・・・
リンゴドクガ
こちらは超一流の死んだふりをするドクガ。ドクガと言っても毒は持っていません。
蛾にしては珍しい防衛手段ですが、その擬死が半端ないんです。お尻から液体を出して、このドクガの習性を知らなければ、人間でも騙されてしまうほど。
オトシブミ
公にできないことを文章にして落としてその紙を丸めておくという意味のある「落とし文」。
オトシブミは新緑を丸めて、その中に産卵します。その葉を丸める様子が紙を丸めた「落とし文」に似ていることからその名前が付けられたのだそう。何となく秘め事を抱えた雰囲気のある昆虫。
ヘアリーブッシュバイパー
ヘビ界の超イケメン!蛇の中のロックスターとでもいうのでしょうか。
かっこよさで相手を引き付けて毒でコロリ。一番気を付けなければならないタイプのヘビ!!??
■カッコよくも恐ろしげな毒蛇「ヘアリー・ブッシュ・バイパー」
アイアイ
誰もが良く知る「アイアイ」の歌。その歌に登場してくるお猿さんは実際にマダガスカルに生息しています。そして、あろうことか「悪魔の化身」と呼ばれているんだとか・・・。
ミツツボアリ
自分たちの体を貯蔵庫に代わりにして暮らしているミツツボアリ。あまりの重さで動くのも困難なため、天井からぶら下がって時を過ごします。それはまるでお祭りの提灯!!??
生き延びる為の昆虫たちの知恵に脱帽です。
アホロテトカゲ
ミミズなのに脚と指のある生きもの。聞いただけでゾクッとしませんか?
アホロテトカゲはミミズの風貌を持ったトカゲです。メキシコに生息している地中のウーパールーパー?
ムラサキシャチホコ
威嚇するとまるでしゃちほこのように尻尾をくるりとあげて怒りをあらわにするシャチホコガの幼虫。
成虫はまるで枯れ葉のように擬態して身を潜めています。子供も、もちろん大人になっても一癖ある凄い奴。
ヒメジャノメ
どこにでもいるとっても地味な蝶、ヒメジャノメ。その生態も優美な蝶たちとはかけ離れた暮らしぶり。
ところが幼虫の顔がよく見ると凄い!!どんな蝶にもない、特殊な顔つきをしているんです!
その正体は…ネコ!!?? キティちゃんの顔をもつ芋虫なんです。
ユメナマコ
その名前の通り、どこか艶っぽい!?ナマコ、ユメナマコ。
子供の頃からおしゃれなピンク色をしていて、大人になるとちょっとおませなワインレッドに変色。
フワフワと深海を漂う姿もどこか優美なナマコです。
グラスフロッグ
お祭りのスーパーボールは透明が好きだった!?それならカエルはどう!?
お腹の中がすっかり透けちゃっている透明のガラスのようなカエル、グラスフロッグ。
擬態力の効果をより強くするための進化なのだとか。それにしても、まるでガラス細工の置物のよう。
ジュエルキャタピラー
宝石のような輝きを持っているキャタピラー!?れっきとした蛾の幼虫なのですが、とにかく模様が派手!!そのうえ動きはまるでキャタピラー。
成虫になってもゴージャスなファーを身に着け、子供から大人にになるまで、終始一貫して派手な奴なんです。
■宝石のように美しい「ジュエルキャタピラー」ってどんな生き物?
センジュナマコ
深海の海底を12本の脚を使ってあるくセンジュナマコ。
体に似合わない長い脚が不思議な生き物です。クラゲのような質感とイルカのような風貌の手の平サイズのナマコです。
スカシカシパン
好かした菓子パン!?いいえ、れっきとした海の生物!ウニの仲間なんです。
海底の砂地に生息しているので、誰かが菓子パンを落としちゃったんじゃないかと思うほど。
あまりの可愛さと不思議さにキャラクターやアクセサリーまで作られちゃっている隠れた人気者なんです。
メガマウス
メガマウスと言ってもでかいネズミではありません!大きな口をもったサメの一種なんです。
ハワイ沖で初めて発見されたのが1976年で、それ以来現在に至るまで50例ほどしかないという幻のサメ。性格は穏やかで地震を予知する能力も持っています。古代からいる生物としてシーラカンスに並ぶ!?魅惑の生物です。
カエルアンコウ
水深200mよりも浅い砂底に生息しているアンコウの仲間。魚のくせに泳ぐのがあまり得意でなく、胸ビレと腹ビレを使って地面を這って移動します。その姿がなんだかとてもキュート♪
カラーバリエーションも豊富!?な魅力のアンコウですが、エサを捕食する時だけはまるで別魚!?のように素早い動きを見せます。それもまた魅力のひとつ。
コロッサルスクイッド
深海に生息するとにかく大きな大きなイカ!ダイオウイカを凌ぐほどの大きさがあるんだとか・・・。
あのマッコウクジラとも戦っちゃう勢い!まるでCG 映画の世界のような生きものが深海には存在しているんです。
ワムシ
汚れた水を浄化してくれるワムシ。魚の養殖にはなくてはならない存在のプランクトンです。
ちっちゃいけど偉大な力を持っています。
コンドロクラディア・リア
深海でハープの弦のような羽を持った生物、コンドロクラディア・リア。一本一本の羽の先端には吸盤がついていて、その吸盤にエサを吸着させて捕食します。まだまだ謎の多い深海生物の一種です。
■まるでハープのような美しさを持つ深海生態「コンドロクラディア・リア」とは??
ハダカデバネズミ
ちっちゃいちっちゃい目と2本の笑えるような出っ歯で人気のハダカデバネズミ。
その風貌のインパクトもさることながら、最近のがん研究にはなくてはならない存在なのだとか・・。
ハシビロコウ
ツンデレで可愛いハシビロコウ。5~6時間じっと動かなかったかと思えば、親しい人にはお辞儀をするという律儀な一面も。大きなくちばしが原始の姿を思わせる何とも気になる鳥です。
デメニギス
深海に生息する精巧に作られたオモチャのような魚、デメニギス。
魅力のポイントは目が液体で満たされた透明なコックピット内に配置されているところです。
まだまだ謎の多い深海生物の一種。
(ライター ナオ)