大阪のおばちゃんと言えば、ヒョウ柄!!いいえ、大阪のおばちゃんだけでなく、ヒョウ柄はレオパード柄とも言われ、おしゃれなデザインとして一般的です。

どこか積極的で強い印象を与えるヒョウ柄のルーツは、もちろん動物のヒョウが強いから!

ヒョウの生態

ヒョウはアフリカ大陸からアラビア半島、ユーラシア大陸の東部の端にまで生息しています。

アフリカ大陸ではとても人気の高い猛獣で、ライオン、ゾウ、サイ、バッファローに並ぶ5代猛獣。

体長は130~190㎝、体重は30~80kg。腹面の毛衣は白色ですが、頭部、頸部、腹部には黒色の斑点がついています。背面と体側面には黒い斑点が花のようについているのが特徴です。

チーター比べると、黒の斑点の割合が少なく、体格もがっしりしています。木登りに特化した体つきをしているのがヒョウの特徴。

夜行性で、単独行動、昆虫から哺乳類までなんでも捕獲します。時には人間や犬などを襲うこともあります。仕留めた獲物はハイエナやライオンに横取りされないように樹の上等に運び、何日もかけて食べることもあるのだそう。

妊娠期間は90~105日で、岩穴や樹洞、藪の中などに1~6頭の赤ゃんを産みます。

赤ちゃんの大きさは0.4kg~0.8kgですから、人間の赤ちゃんよりも一回り大きいくらいです。

子どもは18~24か月で独立し、2年6か月~3年ほどで成熟します。

 

ちなみに同じ種類でクロヒョウもいて、これは変種ではなく、劣勢遺伝の形だそうです。

背中にはきちんと斑点がついていて、赤外線を充てるとうっすらとその模様が確認できるようです。

見た目にかっこよく、強いような印象がありますが、実はヒョウよりも短足だったりもします。

ヒョウの狩り

ヒョウは昆虫から哺乳類まで幅広い生き物を捕食します。

ここからはヒョウの狩りの様子を紹介していきます。

ヒョウvsインパラ

ウシ科のインパラは草食動物で群れを成して生活しています。30~50頭で一つの群れを成すことが多く、エサを求めて何キロでも移動します。そんなインパラはヒョウにとっては格好の獲物。

 

インパラは逃げるしか術を持っていませんので、危険を感じると跳躍を交えながら時速60㎞で逃げます。しかし、ヒョウに一度捕まってしまった時はもうお終いです。

VSインパラは抑え込みで圧倒的にヒョウの勝ち!!

ヒョウvs猿

猿もヒョウも樹の上を棲み家にしているので、生息域的に重なってしまします。

体つきからいえば、圧倒的に猿の方が有利に見えてしまいますが、サバンナなどのように木が密集しているわけではなく、枝から枝へと次々に移っていけるような環境でない場合には、どちらかというと猿の方が不利になるようです。

 

それにしてもヒョウの樹上での身軽さには驚かされます。さすがネコ科!?

(それに比べてうちのネコときたら・・・・ソファからずり落ちてる場合じゃないって)

VS猿inサバンナは見事にヒョウの勝ち!

ヒョウvsヤマアラシ

トロトロトロトロといかにもあっという間に捕食されてしまいそうな雰囲気を醸し出していながら、以外にも強い!?ヤマアラシ。

 

襲ってくるヒョウに見事に針を突き刺して逃げていきました!!

ヤマアラシの針が突き刺さったヒョウの手こずりながら針を抜く姿に思わず笑ってしまいます。

VSヤマアラシは下馬評!?を覆してヤマアラシの逃げるが勝ち!?

ヒョウvsクロコダイル

ヒョウは水中でも見事なバトルを繰り広げます。

 

完全なアウェイであるにも関わらず、見事な戦いっぷり。

でもこれ、きっとクロコダイルが単独だったから?

映像ではわかりずらいものの、戦いぶりは互角のようにも見えます。もし何頭かでいたらヒョウと言えども、かなわなかったかもしれません。

とりあえず、VS クロコダイル1匹inウォーター!?はヒョウの判定勝ち

ヒョウvsヒヒ

ヒョウはヒヒを狙うこともあります。

ヒヒはアフリカの地上で生活しています。エサを食べるために木に登ることもありますが、それほど木登りが得意ではないのかもしれません。

 

ヒョウは一旦木から降りて、ヒヒの様子をじっと観察します。

作戦を練ったのか、もう一度一気にかけあがり、ヒヒに詰め寄ります。

思わず地上に降りてしまったヒヒにもう勝ち目はありません。あっという間に押さえつけられてしまいました。

VSヒヒは冷静な判断力でヒョウの勝ち!

ヒョウvsハイエナ

体の大きさも同じくらいで、ちょっとした黒の斑点もついているいるハイエナ。でも決してアフリカの人気5大猛獣の中に名を連ねることができない悲しい性を持っています。

そんなハイエナにだってプライドはあります!?

以外にもヒョウの天敵はハイエナとライオンだったりするわけで・・・。

 

ハイエナは常にバックに大勢の援軍が控えています。その数の怖さを知っているヒョウはハイエナに襲い掛かることはありません。

結果的にしつこくしぶといハイエナにエサを横取りされてしまうことも多いようです。

VSハイエナはハイエナの執念勝ち!

ヒョウvsジャッカル

捕獲したエサを横取りにジャッカルがやってきました。母親は格好の教育の場と思ったのか、巣立ち前の子供たちに狩りに行かせました。心配そうに見守る母親ヒョウ。

 

子供たちは自分たちとほぼ同じ大きさのジャッカルにとびかかります。きちんと首を捕らえて、相手の動きを止めようと必死です。

それを見守る母ヒョウの表情も印象的。子供に危険があったら、すぐに援護するつもりでじっと見守ります。

2年半ほどの間に、このような訓練を何度か重ねて、子供たちは一人前の狩りができるようになり、旅立ちます。

ジャッカルぐらいの大きさは狩りの練習にはとても良い教材というわけです。

VSジャッカルは子ヒョウの勝ち!!

ヒョウvsニシキヘビ(パイソン)

手も足もない蛇なんて、簡単に噛みつけちゃいそうなものですが・・・・ところがどっこい以外にもニシキヘビとヒョウの戦いは互角。ヒョウが2匹でいるところを見ると、もしかしたらまだ子供なのかもしれません。

 

ニシキヘビの体を張った防衛と攻撃にたじたじな様子のヒョウ。

なんせ、あきらめが早い・・・きっとエサはどこにでもあると思っているのだろうか。

もう少ししつこく戦っていたら、勝ち目が回ってきそうなものを。

この場合はニシキヘビが逃げて行ってしまったのかもしれません。

VSニシキヘビは引き分け

ヒョウvsメスライオン

岩場の洞窟などで子育てをするヒョウ。

子供たちのために持ち帰った獲物だったと推測できます。

 

その獲物を見事にライオンのメスが横取りしていきました。

洞窟を離れられないヒョウはその様子をただただ見ているしかありません。

メスのライオンは自分たちが狩りをする代わりに、楽に獲物を手に入れる方法をちゃんとわかっているんですね。メスライオンがヒョウの獲物を横取りする光景はよくあることのようです。

法律のない世界では平気でこういうことが許されるわけで・・・・まあ当たり前のことですが・・・。

VSメスライオンはメスライオンの圧勝!

ヒョウVS雄ライオン

うっかりなわばりにでも入ってしまったのでしょうか。

雄ライオンの怒りをかってしまったヒョウ。悠々と居眠りをしているところをたたき起こされ攻撃!!

 

見事な身のこなしで逃げるヒョウ。

やはり、百獣の王にはかないません。

VS雄ライオンは言わずもがなオスライオンの勝ち!!

 

ヒョウのファイティング映像はいかがだったでしょうか。

体の大きさだけでは測れない生き物たちのバトルの勝敗。

一つ強い武器を持っているのは生き残るうえでとても大切なことなのでしょう。

個人的にはヤマアラシにあっぱれ!です。

(ライター ナオ)

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