カバとサイ、見分けはつくけど、具体的にどこがどんな風に違っているのか詳しく知っている人は少ない!?それに、似ている動物だけでど、戦ったら一体どっちが強いのか気になったことはありませんか?
サイの生態
サイは現在世界中で5種類ほどがいると言われています。
過去には240種類ほど存在していたサイですが、寒冷地化と人間による捕食が原因でどんどんと少なくなってしまったのだとか。
生息域はアフリカ、インドの北部からネパールの南部にかけてと南マレーシアとインドネシアの限られた地域です。とにかく寒いところが弱い動物です。
種類によって、角が1本のものと2本のものがいて、そのどちらの角もケラチンの繊維質の集合体です。
体重は平均で2300kgほど。最大では3600kgという記録もあります。
生息域によって、食性が違うので、顎や口周りの発達が微妙に違っていますが、草食です。
サイの皮膚の皮はとても分厚く、肉食獣の牙を通さない仕様になっています。
サイのバトル
食べ物を巡るバトルではないのですが、なわばりでしょうか?サイは色々な動物とバトルを繰り広げているようです。もともとは優しい穏やかな性格のサイ。身の危険を感じた時に仕方なくするバトルなのかもしれません。
サイvsバッファロー
バッファローは体重からいくとサイよりは小型になります。
角の向きも横に生えていて、とても戦闘能力のあるサイにかなうわけもありません。
案の定、サイの立派な角で突き上げられてしまいます。執拗に突き上げていたぶるサイ。
最後は仲間のバッファローが援護して、逃げていきます。
サイvsイノシシ
穏やかなサイの機嫌を損ねてしまったようです。ウロチョロウロチョロするイノシシを一気に角で突き上げて地面に叩きつけました。
クロサイはシロサイと比べると気性が荒く、乱暴なようです。
サイvsキリン
これはどう見てもサイがちょっかいを出しているようにしか見えません。
「暇だからかまってかまって~~」
「うるさい!!!あっちに行け!!!」
キリンの長い脚で蹴飛ばされて退散!
カバの生態
カバはアフリカ南部の水辺に生息しています。
地上の生物の中ではゾウに次いで体重のある動物として知られ、体重は1600~3200㎏ほどです。
10~20頭で群れを成して生活していて、乾季の時にはその群れは100~200頭にまでなるのだとか。
オスは基本的には単独行動ですが、優位のオスは縄張りを形成し、そのなわばり意識の強さは激しいバトルとなって現れます。
カバの口は大きく開き、その口を開くことによってなわばりを主張。他にも糞や尿をまき散らしたり、後ろ足で蹴り上げたり、唸り声をあげたりと様々なパフォーマンスを持っています。
基本的には昼間は水の中で生活し、夜になると陸地に上がって植物の根や茎、葉っぱなどを食べる草食動物ですが、同じ群れのカバの死骸を捕食していたり、インパラを捕獲して食べているなどの事例も報告されています。
また、人間もカバに襲われることが多く、カバの縄張り内に侵入し、アフリカでは年間に3000人近い人がカバに襲われて死亡しているのだとか。
カバのバトル
カバvsゾウ
地上で一位、二位を争う重量と言えどもその差は著しく、アフリカゾウにとってはカバはオモチャのように足で転がして遊ぶような存在。
ゾウが水浴びしたいその場所にうじゃじゃといるカバたちがうっとうしいのか、次々と鼻と足を使って蹴散らしていきます。
特にバトルは行われず、一方的にゾウの圧でその場を支配してしまった感じ。
カバvsクロコダイル
クロコダイルとは生息域の重なりますが、お互いを強く意識することはないようです。
ごく自然な形で共存している場面を何度も見かけます。
クロコダイルは肉食ですが、さすがにカバを食べるほどの口は開かないのでしょうか!?
カバvsサイ
カバとサイは普段の生息域も違うため、めったに喧嘩になることはないようですが、カバのなわばり内に侵入してきたサイに対して、縄張り意識の強いカバは激しく詰め寄ります。
お互いの牽制が続く中、一体どちらが強いのかは決着つかず。
カバとサイのバトルはそれぞれの個体の大きさにもよりますし、本気度合いなどによっても勝敗はケースバイケースのようです。
その他の生き物のガチバトルが見たい方は以下のリンクがおすすめです。
(ライター ナオ)