クソ虫…人間に使うとすればあまり良い言葉ではありませんね。
人間に対して使うと100%の確率で揉め事が起こるのは間違いありません!
今回の記事では『クソ虫』にまつわる話や食糞の昆虫について書いて行きたいと思います。
クソ虫という言葉の解説 ~人間に対して使われる場合の用法~
【クソ虫という言葉の意味】
成虫や幼虫が糞を食べる習性を持つ虫を指す言葉です。
糞虫(ふんちゅう)と言われたりもします。
【人間に使われる場合】
クソ虫と言う言葉を人間に使う時は、煽り・侮辱など悪意を持って使われます。
数々の煽り言葉がありますが、その中でも特に悪質な言葉の一つとされている様です。
人間性を否定するクソ虫に似た意味を持つ言葉は他にもあり、ゴキブリ野郎・虫けら・ウジ虫などがあります。
言われた方も胸糞悪いですし、何よりこういう言葉を人に言うと自分の格が下がり下品極まり無いので使わない様に気を付けましょう。
争いごとを避けたい平和主義の方は冗談でも使わない方が良いですね…。
クソ虫と言われる昆虫とは?!
クソ虫と言われる昆虫を一部紹介していきます。
フンコロガシ
体長約17㎝。フンコロガシはアフリカの砂漠や草原に生息していて、糞の中に産卵して孵化してから一年間は糞の中から出ずに糞を食べながら成長していき、成虫になると外に出て動物の糞を転がして食べるのが特徴です。
家畜の糞を綺麗に掃除してくれるので海外から仕入れる方達もいるんだとか。
フンコロガシは人間の役にも立っている昆虫です。
ゴホンダイコクコガネ
体長約10mm~16mm。
生息地は朝鮮半島・中国で、国内では北海道から口永良部島。
見た目黒く光沢があり体は丸みがあり頭部には角が生えていてパッと見た感じはカブトムシに似ています。
糞の中で産卵して孵化してから直ぐに食糞が始まります!
成虫になってくると糞に加えて、動物の死骸や嘔吐物を食べたりするそうです。
ゴホンダイコクコガネは糞を地面に下に敷き詰める習性があるのですが、土地の改良に役立っているんだそうです。
しかし国内での個体数は減少傾向にあると言われています。
マメダルマコガネ
日本に唯一生息するフンコロガシをする昆虫です。
生息地は全国に生息しています。
体長は約2~3㎝と小さいので良く探さないと見つからないと思います。
見た目は赤茶色のような色をしていて、体は丸みがあり足が6本生えています。
習性はフンコロガシと良く似ていて、動物などの糞を転がして巣穴まで持って行き食べます。
一部しか紹介していませんが、世界には食糞いわゆるクソ虫と言われる昆虫は数多く存在すると思います。
糞を食べるだけなら特に珍しいとは思いませんが、マメダルマコガネの様にフンコロガシをする昆虫はとても珍しいので、もし見つけられたらラッキーですね!
そして食糞の習性を持つ昆虫が意外と人間の役に立っている事にビックリしました!
クソ虫!なんて言うのが失礼な気がしてきます…。
クソ虫についてのまとめ
今回はクソ虫について紹介しましたが如何でしたでしょうか?
クソ虫と言われる昆虫が存在するのは確かですが、この言葉を人間に対して使うのは間違っているので、くれぐれも言わないように気を付けて下さいね。
恥ずかしい思いをするのは言われた方で無く、言った本人が恥ずかしい思いをする事になりますよ…。
もし食糞の習性を持つ昆虫の事をもっと知りたい!面白い!と思った方は、是非ここで紹介した以外の糞虫も調べてみて下さいね。
飼育するのは餌が糞という事で中々厳しいと思いますが、チャレンジ精神がある方は飼育してみるのも良いでしょう。
ライター MISAKI