セマダラコガネという昆虫を知っていますでしょうか。
セマダラコガネと聞くとコガネムシ?というイメージは名前からしてできる方が多いと思います。
ですがコガネムシというとそもそもどのような特徴を持つ昆虫なのだろうと疑問に思いますよね。
そしてコガネムシにもさまざまな種類がいるため、コガネムシの仲間と言われるセマダラコガネという昆虫もどのような昆虫なのか気になるものですね。
ここではコガネムシとはどのような昆虫なのか、そしてコガネムシの仲間であるセマダラコガネの生態と特徴についてご紹介していきます。
コガネムシってどんな昆虫?
コガネムシは甲虫目コガネムシの昆虫です。
成虫も幼虫も植物性のため、根や葉を食べつくして植物を枯らしてしまうため農業害虫になります。
人間にとって植物や花を食べられるのはとても困るものです。
そのため植物性であるコガネムシは農業害虫として扱われるのです。
体長は17~23mmほどで背中にある光沢が特徴的です。
その光沢は美しい金属的な緑色のものが多いです。
コガネムシはカナブンという同じコガネムシ科の昆虫と間違われやすいですが、緑色の光沢があるのはコガネムシの最大の特徴と言えるでしょう。
また、コガネムシは丸っこい卵のような形をしていて頭部も丸いため全体的に丸みがあります。
この卵のような形をしているのもコガネムシの特徴と言えるでしょう。
北海道から九州、中国や朝鮮半島など広い範囲を分布しています。
コガネムシがどのような昆虫かわかったところで、セマダラコガネについてご紹介していきます。
セマダラコガネの生態と特徴
セマダラコガネはコガネムシ科スジコガネ亜科で葉上や花上に見られるコガネムシの仲間です。
体長は8~14mmほどのコガネムシで背中には班模様があります。
全体に卵形をした小型のコガネムシですが頭部は大きめです。
琉球列島以外の日本全土に生息しており、成虫は様々な植物の葉や花を食べるため農業害虫と言われています。
1908年にはハワイに侵入し、サトウキビ畑に被害を与えたり、1920年にはイネ科の植物の根に被害を与えたことから「オリエンタル・ビートル」とも呼ばれています。
年1回の発生で6月~8月に発生します。
昼行性のため日中に活動します。
体色は黄褐色~黒色まで様々で、中には班模様がないものもいます。
触角はやや大きめでアンテナのように広げていることが多いです。
セマダラコガネは後ろ足が長いのが特徴のため、大きさが似ているカタモンコガネとの見分けは後ろ足の長い方がセマダラコガネということになります。
セマダラコガネにはおもしろい行動があります。
それは外敵が体に触れると後ろ足をピンと伸ばし上に持ち上げられるような体勢をとります。
そのためセマダラコガネのこの体勢はおもしろいと注目されています。
セマダラコガネの特徴と生態
いかがでしたか?
コガネムシとはどのような昆虫なのか、セマダラコガネの生態や特徴についてご紹介しました。
コガネムシが食性は植物性なので成虫、幼虫ともに植物の葉や花を食べます。
そのため植物は枯れてしまい人間にとって被害があります。
見た目が光沢のため見た目ではキレイと思うかもしれませんが、農業害虫となると人間にとって困る存在でもあります。
コガネムシの仲間であるセマダラコガネも卵の形をした丸っこい昆虫ですがオリエンタル・ビートルと呼ばれる昆虫です。
そのため見つけたときは駆除されることが多いですがセマダラコガネにはおもしろい行動があるため観察するのも面白いものです。
特徴でもある長い後ろ足を使って外敵を威嚇するような体勢をとるためセマダラコガネを見つけたときはその面白い行動を見ることができるかもしれません。
yupi☆