ユスリカという言葉を聞いたことはありますでしょうか。
ユスリカと聞くと初めて聞いた人は昆虫?それとも植物?とイメージもつきにくいものです。
ユスリカとはハエの仲間であり、蚊にそっくりであるため蚊と間違われやすい虫になります。
蚊に間違われやすいだなんて違いを知っておきたいものですよね。
蚊に似ているなら蚊取り線香も効くのだろうか?という疑問にもなります。
ここでは、ユスリカとはどのような昆虫なのか、蚊との違い、蚊取り線香は効くのかをご紹介していきます。
ユスリカと蚊の違い
ユスリカはハエ目ユスリカ科に属するハエの仲間です。
世界では約15,000種、日本でも約2,000種ほど確認されており、とても種類が多いです。
大きさは4~8mmで、電灯の灯によく集まり大きさや見た目が蚊に似ています。
蚊に似ているユスリカですが蚊のように人を刺して血を吸う吸血性はありません。
蚊には口から伸びている針によって血を吸うことができますが、ユスリカには口がありません。
そのためユスリカの寿命は1週間という短い期間になります。
また、蚊の場合見つけて駆除しようと叩いた時に黒っぽいような粉がつくことがありますが、ユスリカは鱗粉(りんぷん)と呼ばれる粉を持っていないため、叩いても黒くなることはありません。
このようにユスリカと蚊は見た目は似ていても行動が全く違うのです。
ユスリカには口がない分、口元には2本のヒゲがあります。
あまり顔を見ることはありませんが、蚊にもヒゲがないためヒゲはユスリカの特徴でもあります。
このように蚊に比べユスリカは血を吸ってきたりはしませんが、ユスリカに関する被害はあります。
ユスリカは灯りが好きなため光に集まります。
そのため民家や飲食店に大量に入り込み食事ができなかったり、営業が出来なくなったりします。
ユスリカによるアレルギー症状が出る場合もあります。
ユスリカを駆除するために蚊取り線香を使用すると効くのでしょうか。
ユスリカに蚊取り線香は効く?
蚊取り線香にはピレトリンという成分が含まれていて、ピレストリンは殺虫効果を持っています。
ピレストリンを科学的に合成したものがピレスロイドという成分です。
ピレストロイドという有効成分は昆虫類に効くためユスリカにも効果があると言われています。
ピレストロイドという成分は昆虫を殺すというよりも、動けなくなって麻痺させるという方が正しいでしょう。
ピレストロイドにより身動きがとれなくなってくると長く続くことで死んでしまうのです。
蚊取り線香は除虫菊を原料として蚊取り線香の中に入っています。
蚊取り線香の煙が効果的なの?と思われがちですが実は煙からではありません。
蚊取り線香は燃焼部分から殺虫成分が発生しているのです。
そのため燃えることにより殺虫成分が空気中に出てピレストロイドが燃焼とともに周辺に広がっていくのです。
確実に駆除できるかと言われると蚊取り線香では難しいかもしれません。
そのため蚊取り線香では虫除け目的という使い方をした方がいいでしょう。
蚊取り線香にも種類がありますが、煙が出るタイプは部屋に充満してしまうと目やのどが痛くなるという症状が起こります。
そのため蚊取り線香を使用する時は風向きなどに気を付けると言うことと、しっかりとした換気が必要になります。
ユスリカに蚊取り線香は効く?のまとめ
いかがでしたか。
蚊に似ているユスリカでも見た目だけで全然蚊とは違うということがわかりました。
蚊のように吸血性はなくても人間にとって被害が現れるユスリカの存在は駆除対象になってしまいます。
そのため蚊取り線香を使用する方も多いと思いますが実際効果があるのか気になるものです。
効果があるのかと言われると難しいですが少なくとも虫除け効果はあります。
すぐに駆除ということができなくても虫除けできれば被害は抑えられるでしょう。
その分、蚊取り線香を使う時はしっかりと換気を行いましょう。
yupi☆