カメムシというのはじつに種類の多い昆虫で、その姿も千差万別です。

なんとなくカメムシというと地味な見た目をしているイメージがありますが、中にはビックリするほどきらびやかなカメムシもいるということを知っていましたか?

 

それが「ナナホシキンカメムシ」というカメムシ。

きっと、初めて見た人はそれがカメムシだなんて思いもしないはずです。

一体ナナホシキンカメムシとはどんなカメムシなのか、その特徴などについて詳しく見ていきましょう!

ナナホシキンカメムシの生態

ナナホシキンカメムシは、沖縄や南西諸島等に生息している、南方系のカメムシ。

国外でも、台湾や東南アジアにごく普通に生息している種です。

 

九州以北では見られないので、その姿を見たことがない人が大多数でしょうが…沖縄などに行けば、ごく普通に見られるそうですよ。

ナナホシキンカメムシの発生時期は3月頃から8月頃にかけて。

 

本州ではまだまだ寒い3月から活動を始めるというのが、南方のカメムシならではという感じですね。

人間にとっても暖かいのはありがたいですが、虫にとってもそれは同じということです…。

 

そしてカメムシの生態を語る上で最も気になるポイントは、やはり「臭いにおいを出すのかどうか」というところですよね。

きれいな見た目をしているとは言え、やはりカメムシはカメムシ。

 

「ナナホシキンカメムシはカメムシなのにくさくない」という記述をしているサイトも見かけますが、実際にはナナホシキンカメムシも他のカメムシ同様ににおいがあるようです。

ナナホシキンカメムシの特徴と見分け方

ナナホシキンカメムシは体長16㎜~20㎜と、カメムシとしては一般的か少し大きめサイズ。

体形も私たちの良く知るカメムシとほぼ同じですが、やや厚みがあり背中に丸みを帯びているのが特徴です。

 

しかしぱっと見、普通のカメムシとは大きく異なる点が目につきます。

それは「翅が無いように見える」ということ。

 

普通のカメムシならば、背中の真ん中に切れ目がありますが、ナナホシキンカメムシを含め「キンカメムシ」の仲間にはそれがありません。

しかし実際に「翅がない」というわけではないのです。

 

カメムシの背中を覆う一番外側の部分を「翅」だと思っている人も多いかもしれませんが、じつはそれ自体は翅ではありません。

一番外側は背盾板と呼ばれる部分で、翅本体はその内側に収納されています。

 

ナナホシキンカメムシの場合は背盾板が切れ目なく背中全体を覆っているというだけで、その下にはちゃんと翅が収納されているということですね。

そしてナナホシキンカメムシ最大の特徴と言えば、やはり金緑色に輝くメタリックな体色です。

 

まるでコガネムシのように鮮やかに輝くその姿は「空飛ぶ宝石」とも呼ばれるほど。

カメムシと「宝石」というイメージが全く結びつきませんが、その姿を実際に見てみると、きっとなるほどと思うはずですよ。

 

背中には名前の由来にもなっている、特徴的な七つの斑点があります。

また、肢の根元部分は鮮やかな赤色をしており、細部にまで渡って派手派手しいカメムシですね。

 

姿がよく似ているカメムシに「ハラアカナナホシキンカメムシ」というものがいますが、見分けるのはとても簡単。

ハラアカナナホシキンカメムシは、その名の通り腹部が赤いので、ひっくり返してみると一目瞭然です。

死ぬと色が変わる!?

特徴的なナナホシキンカメムシの体色ですが、じつは死ぬと色が変化するのです。

メタリックな金緑色から、光沢の少ない濃い青色へ…。

 

死骸だけ見ると同じ虫だとは思えないほど、全く違う色になってしまうのです。

しかもさらに面白いことに、死骸を水にしばらく浸けておくと、再び生前のような体色に戻るというから驚き!

もしもナナホシキンカメムシの死骸を手に入れることがあったなら、ぜひ試してみてください。

ナナホシキンカメムシについてのまとめ

ナナンホシキンカメムシは、沖縄など暖かい地域に生息しているカメムシです。

とても美しいメタリックカラーをしていますが、においは他のカメムシと同様に臭いので、見た目に惑わされてはいけません。

死ぬと色が変わる等面白い性質を持っているので、もし見かける機会があれば、じっくりと観察してみてください。

(ライター もんぷち)