世の中には危険と言われる生物は数多くいます。

ヘビもそんな生物の中の一種。

今回は危険な毒蛇について紹介していきます。

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日本一の強毒!ヤマカガシ

ヤマカガシは北海道と南西諸島、小笠原を除く日本各地で見られる蛇です。

日本固有種ですが、朝鮮半島や中国にも近縁の種類はいます。

コウダ科と言われる蛇の仲間で、コウダ科の7割に当たる蛇が耳腺に相当する機関から毒を分泌します。

体長は60~120㎝、メスがオスよりも若干大き目でぼてっとした印象のある蛇です。太い体の側面には赤と黒の斑紋が交互に入っていて、とてもカラフルですが、これは地域や個体によってかなり差があるようで、全く地味なヤマカガシもいるようです。

ヤマカガシの持っている毒は血液中の血液を凝固させる作用のある出血毒とヒキガエルなどが持っているブフォトキシンと言われる毒の2種類です。

一種類目は短い奥歯が上あごの後方にあり、ここから出されます。もう一種の毒は頸部皮下から出されます。

 

人間に対する危険際は高く、半数致死量を比べるとハブの10倍、マムシの3倍で、人命にも関わる最も危険な蛇と言えます。

■ 毒の強さはマムシを超える 毒蛇の日本代表ヤマカガシ

日本で2番目に怖いマムシ!

マムシは南西諸島を除く日本全土の、水辺、草むら、土手や山地、森林地帯に生息しています。

体長は45~80㎝、茶褐色で三角の頭をしています。銭形模様と言われる模様が独特の迷彩模様になっていて、枯葉などに擬態する効果もあります。

基本的に夜行性ですが、昼間でも暗がりにいたり、曇った日には活動的になるので注意が必要です。

食性は小型の哺乳類、カエル、トカゲ等です。

 

毒の強さを測るLD50は16mg/kgで、これはヤマカガシに次いで2番目になります。

毒の強さはハブの3.4倍ほどです。

マムシの毒はほとんどが出血毒ですが一部神経毒も含まれています。

出血毒は唾液などの消化液が極度に進化してたんぱく質を溶かし、血液組織を破壊するもので、人間が噛まれると激痛と共にひどい内出血が起こります。

患部は腫れあがり、一部が壊死する場合もあります。

 

毎年3000人ほどが咬傷被害にあい、うち10人ほどが命を落とすと言われるほど身近な毒蛇です。

■ マムシの毒の強さってどれくらい?

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沖縄の毒蛇 ハブ

ハブは沖縄にのみ生息しています。

ハブには4種類いて、ホンハブ、ヒメハブ、サキシマハブ、タイタンハブ。

そのうち一番分布範囲が広く、個体数が多いのがホンハブです。

 

ホンハブは体長100~150㎝、1~2kgほどで、白~黄色地で黒く細かい網目模様が特徴です。

夜行性で昼間は活動せず、夜には一晩で100mも移動することが知られています。

4月に交尾を死、7月に4~15個の卵を産みます。

冬眠はしませんが、12~2月の冬季になると活動が鈍くなります。

食性は肉食で小動物を捕食しますが、特にネズミが好物のようです。

 

毒はマムシよりも弱く、LD50は54㎎/kgですが、体が大きく、量が多いため、危険度は高いと言えます。毒牙は1.5㎝ほどもあり、一度に最大103㎎の毒液を排出できます。

 

血清が出来る前までは多くの人がハブによる咬傷で命を落としていましたが、2000年以降は迅速な対応もあり、一人の死傷者しか出ていないのだそうです。

 

ハブに噛まれると患部は腫脹し、疼痛があります。壊死や機能障害の恐れもあり大変危険。

症状としては嘔吐、腹痛、下痢、血圧低下、意識障害などを引き起こすこともあります。

咬傷後の死傷率は24時間以内が75%、48時間以内が90%だそうです。

■ 「ハブ」の毒の強さってどれくらい?

ニシダイヤガラガラヘビ

ニシダイヤガラガラヘビはアメリカ南西部の乾燥した草原や森林、砂漠地帯に生息するヘビです。

体長は2~2.3m、体重は6~9kgで夜行性。昼間は大きな石の下や木の根元、地中の穴などに入って休んでいます。

食性は動物食で、小型の哺乳類や爬虫類、鳥類などを捕食しますが、特にネズミ類が好みのよう。

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尾の先端には発音器官があり、中が空洞になっている硬い節が緩い状態でつながっています。脱皮するたびに増えますが、一生増え続けるというものでもなく、途中で切れてしまいます。

普段は大人しい性格で、噛むことなどほとんどないガラガラヘビですが、外敵に会った時には尻尾を振って相手を威嚇し、それでも効かない時は噛みつくこともあります。

 

ニシダイヤガラガラヘビの毒は出血毒で、噛まれると内出血とそれに伴う腫れが生じます。

血圧低下や体内出血、腎機能障害や多臓器不全になることも。

■ 危険な毒蛇「ニシダイヤガラガラヘビ」

ブームスラング

ブームスラングはサハラ砂漠以外のアフリカ大陸に生息している体長100~180㎝の細長の蛇です。

眼は大きく、前方についていて、オスは体色変異が大きく、メスは緑褐色、幼蛇は灰色や灰褐色をしています。綺麗な色合いをしていて、目を惹くものもいます。

 

樹上性の蛇で食性は動物食。

トカゲやカエル、ネズミや鳥等を何度も噛みつき殺してから捕食します。

 

ヤマカガシと同じ出血毒を持ち、噛まれると皮下出血や嘔吐、だるさや頭痛を伴いますが、毒の周りが遅い上に、腫れや痛みなどがないため毒蛇に噛まれたという認識がないまま、症状が進行することがあります。

■ かまれたら死ぬ!?危険な毒蛇「ブームスラング」

ジャララカ

ジャララカはハララカとも言われ、ブラジル南部からアルゼンチンにかけた南アメリカの熱帯雨林に生息しているヘビです。

体長は1~1.5mほどで不鮮明な明色の三角形の斑紋があります。

開拓地や農耕地にも生息している為、咬傷被害が多いヘビでもあります。

 

ブラジルにある無人島はスネークアイランドと言われ、5000~10000匹のジャララカが生息していると言われています。しかも、この島に生息しているジャララカは独自の進化を遂げ、一般のジャララカの5倍の毒を持っていて、ネズミなどを2秒で殺してしまうのだとか。

これは、海に囲まれた島の中で鳥類などを逃してしまうための進化と考えられています。

また、オスとメス、オスメス両方の性質を持った3種類のジャララカも確認されているのだとか。

 

毒は出血毒で毒の周りは遅いと言われていますが、処置が遅れると重大な後遺症が残ることもあります。

■ 危険度MAX!!アマゾン随一の毒蛇「ジャララカ」(ハララカ)

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世界最強の毒蛇 キングコブラ

キングコブラはインド東部~インドネシア、フィリピン、中国南部など東南アジアの広い地域の熱帯雨林に生息しています。

体長は3~4m、体重は8~10kgで現在まで見つかった最大級のキングコブラはタイ南部の559kgです。

暗褐色や暗緑色で全身が黒く、横縞が明瞭、インドコブラやタイコブラのような特徴的な頸部の文様はありません。

日本では特定動物に指定されている世界最大で最強の毒蛇です。

食性は動物食で、他の種類の蛇や爬虫類を食べ、飼育下ではネズミを食べることもあります。

繁殖形態は卵生で枯れ葉を集めた巣に20~50個の卵を産み、枯葉を卵にかぶせて保温し、その周りにとぐろを巻いて孵化するまで保護します。卵は60~80日で孵化します。抱卵期に敵が表れるとメスでも容赦なく威嚇します。

威嚇する時は鎌首をもたげて頸部を広げ、広げたまま移動することも出来ます。

繁殖期以外は非常に穏やかな蛇とも言えます。

 

天敵はクジャク。クジャクは神経毒に対して耐性があるのだそう。

 

毒は神経毒で、毒の強さは他のコブラの方が強いのですが、毒腺が大きく、ひと噛みの毒の量が多いため、象をもかみ殺すほどの毒と言われています。

■ 世界最大・最強の毒ヘビ「キングコブラ」おそるべし!

毒蛇のまとめ

日本で最も危険な蛇はヤマガラシ、世界ではキングコブラと言っても過言ではない!?

危険な蛇というのは毒の強さや量だけではなく、遭遇する頻度なども関係してくる。

出血毒と神経毒、タイプによって症状も変わってきますが、いずれにしても毒蛇に噛まれた時には迅速な対応が必要。

(ライター ナオ)

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