危険なヘビとして有名なニシダイヤガラガラヘビ!
皆さんもテレビなどでその姿を一度は見たことがあると思います。
他の種類のヘビと比べてそこまで数が多い訳でも無いので大変貴重とされています。
今回はニシダイヤガラガラヘビがどれほど危険なのか、生態や特徴など詳しく説明していきたいと思います。
ヘビ界の中で危険度上位に入るニシダイヤガラガラヘビの生態と特長
ニシダイヤガラガラヘビは別名ヒシモンガラガラヘビです。
体重が6~9㎏で、体長は大体10㎝以上あるのが普通だと言われています。
主に北アメリカと南アメリカとメキシコなどに生息していて日本には生息していません。
ニシダイヤガラガラヘビは基本的に温厚な性格をしていますが、身の危険を感じたりすると尻尾を震えさせて音を出し強い警戒態勢に入ります。
そうなると目の前にどんな敵が現れようと一切怯む事はありません。
警戒態勢の時点で相手が怯んで逃げてしまえば追いかけてきてまで襲う事は滅多にありませんが、相手も威嚇してきた場合は警戒体制から攻撃態勢に切り替わります。
その敵が自信より大きい肉食獣のトラやライオンだとしても攻撃態勢に入ると立ち向かっていきます。
彼らは自信と相手との間にある程度の距離があっても、いきなり飛び掛かり一気に締め上げ噛みつき毒を注入します。
ニシダイヤガラガラヘビは猛毒をもっているので毒を注入されると助かる確率はほぼありません。
そんな彼らにも天敵になるものがいて、ワシやキングヘビには弱いとされています。
ニシダイヤガラガラヘビの生活リズムは日中は岩場や草むら、動物が作った巣の中などでじっとしている事が多く夜になると活発に行動を始める夜行性です。
餌になるものは肉食系なので、ネズミなどを好んで食べるようです。
春から秋くらいにかけて十分な脂肪を蓄え、冬になり寒くなってくると山岳地帯で冬眠を始めます。
ニシダイヤガラガラヘビは飢餓に強いので、もし一年何も食べる事が出来なくても生き延びる事が出来ます。
メスが発情期に入ると、オスはメスの取り合いを始めます。
オス同士で頭を高く持ち上げてクネクネと体を捻らせてどちらが強いのかを競い合うのです。
ちなみにオスの精液は非常に強く、しばらくの間はメスの体内に残るんだそうです。
ニシダイヤガラガラヘビは体内で卵を孵化させてから出産するのが特長です。
一度の出産で十数匹の子供を出産します。
ニシダイヤガラガラヘビの寿命は10年から20年と結構長生きします。
ニシダイヤガラガラヘビの毒が人間に及ぼす危険性とは?
今現在もアメリカなどではニシダイヤガラガラヘビに関する被害は増え続けています。
ニシダイヤガラガラヘビが持つ毒は人間を死に至らせる程の強い猛毒です。
助かったとしても体の一部が麻痺して動かなくなるなどの後遺症を残す場合もあります。
ニシダイヤガラガラヘビと日本で遭遇する事はまず無いですが海外で運悪く遭遇してしまった場合は、安易に近づいたりせず、すぐにその場から立ち去る事をお勧めします。
噛まれてしまった場合は、大丈夫だと決めつけて放って置かずに必ず病院に行って適切な治療を受けて下さい。
ニシダイヤガラガラヘビに噛まれてから人間が死に至るまでは時間の問題だと言われるくらい大変な事なんだそうです。
ニシダイヤガラガラヘビ まとめ
今回紹介したニシダイヤガラガラヘビは日本に生息していませんが、日本に生息するヘビで猛毒を持っているヘビもいます。
毎年20人もの方々が毒ヘビに噛まれ亡くなられています。
暖かい季節になってくるとハイキングや山登りなどに行かれる方もいると思いますが
ヘビを見つけても興味本位で近づいたりせずに、身の安全を守るための行動をして下さい。