人を無条件にイラっとさせる音、その最たるものが「蚊の羽音」ではないでしょうか。
私も嫌いな音はたくさんありますが(黒板を引っ掻く音とか、工事の騒音とか)、イライラする音というのはめったにありません。
しかし耳元で蚊がプ〜ン…と飛ぶ音がすると、一気に笑顔が消えるほど瞬間的にイラっとしてしまいます。
特に寝ている時なんかは、もう本体を見つけて叩き潰すまではおちおち寝てもいられません。
というわけで、今回はそんな「蚊」の羽音についてや、おすすめの蚊除け方法などをまとめていきたいと思います。
蚊の羽音はなぜうるさい?
蚊は一秒間に800回以上も羽を動かして飛びます。
それだけ羽を動かせば、無音で飛ぶというわけにはいきませんよね。
そして蚊の羽音は、たくさんいる虫たちの中でも特に周波数の高い音なんです。
この音は「ピンクノイズ」と呼ばれる振動が周期的に変化する音で、人間の耳はピンクノイズに敏感に反応してしまう性質があります。
また、今までの経験から「蚊の羽音=刺されて痒い・苦痛」という記憶がインプットされているため、「プ〜ン」という羽音を聞いた途端にイラっとしてしまうのです。
しかも寝ている時に顔の周りを狙ったように近づいてきますよね。
これはわざわざ耳元を狙ってきているわけではなく、人間が口から吐き出す二酸化炭素に集まってきているのです。
昼間ならば皮膚呼吸で体中から二酸化炭素が排出されていますが、寝るときは布団をかけるので自然と二酸化炭素量の多い顔周辺に近づいてくる、という仕組みです。
ちなみに、若者にしか聞こえない「モスキート音」というものがありますが、これは実際に蚊が出している音とは別物です。
蚊の羽音に似ているためにモスキート音という名前が付けられただけなんですよ。
おじさんでもおばさんでも、普通に羽音は聞こえますもんね。
更にもう一つ豆知識。
蚊は漢字で「虫」に「文」と書くわけですが、これは「ブーン(という羽音)=文」から来ているとも言われているんですよ。
昔の人も、よっぽど羽音が印象に残っていたのでしょうか…。
これでバッチリ!蚊除け対策
最近ではたくさんの蚊除けグッズが販売されていますよね。
とても効果がありますが、それでも100%近寄らせない!というわけにはいきません。
やつらはどうにかして吸血をしようと室内に入り込み、近づいてきます。
そこで今回はそのすき間をできる限り埋めるため、お手軽に出来る対策方法を紹介したいと思います。
扇風機をつける
蚊の飛行能力はとても低く、時速2.4kmほど。
そのため扇風機で体の周りに常に強い風が流れるようにしておけば、蚊は近づけなくなります。
また、風があることで人間を感知する毛状感覚子の働きを鈍らせることができるそうです。
清涼感もアップするので、一石二鳥ですね。
酢を置く
蚊は酢の臭いを嫌うので、枕元に小皿やコップなどに入れて置いておきましょう。
ただし、こぼしてしまうと大変なことになります…。
人間でも酢の臭いが苦手だという人はいるので、そういう人にはあまりおすすめできません。
ハッカ油スプレー
ハッカ油を水で薄めたものを、部屋や布団にスプレーします。
蚊だけではなく他の虫除けにも効果があるのが嬉しいポイント。
ただし持続時間は短いので、こまめにスプレーし直す必要があります。
蚊の羽音についてのまとめ
蚊の羽音は、人間の音に対する性質や経験から不快に感じてしまうということがわかりましたね。
これを踏まえた上で、最後にもう一つ豆知識を。
寝ている人を手っ取り早く起こすには、耳元で「プ〜ン」という羽音を再現してあげると良いそうです。
朝なかなか起きてくれなくて困っている、という人がいたら、ぜひ試してみてください。
(ライター もんぷち)