夏になるとどこからともなくやってきて、人に害をもたらすあの虫…そう「蚊」です。
ちょっと気温が上がってくるとすぐに出没して、家の外だろうが中だろうが入り込んでくる厄介なやつですね。
最近はたくさんの虫除けグッズが販売されていますが、どれを使ってもひと夏に何度かは刺されて痒い思いをしています。
むしろ1年で1度も刺されていないって人の方がかなり珍しいんじゃないでしょうか。
夏の風物詩と言えば風物詩ですが、迷惑千万です。
少しでも被害を軽減したいと思い、今回は蚊について少し調べてみました。
蚊ってどんな生き物?
みなさんは世界にどのくらいの種類の蚊がいるか知っていますか?
その数なんと約2500種類。…たくさんいすぎ!
実は日本にも約100種類が生息しているんですよ。
しかしそのすべてが人間の血を吸うわけではありません。
人間の血を吸う蚊は100種類のうち10種類ほど。
そして更にその中でもメスしか血を吸いませんから、そこら中に血を吸う蚊が蔓延しているわけではないのです。
それでもあんなに何度も刺されるのは、一匹がしつこく何度も刺すからでは?と考えてしまいますね。
しかしメスの蚊が一生のうちに吸血するのは3~4回ほどだと言われているんです。
しかも人間以外の動物からも吸血をするので、一匹が何度も同じ人間から吸血するということはあまりないんですよ。
これは意外な事実ですね。
同時に何カ所も刺された場合は、複数の蚊がいるということなので気を付けてください。
蚊の活動時期と範囲
蚊は夏の虫というイメージがありますが、実は気温が15度以上になると活動を始め、特に22度以上になると活発になります。
ですので、地域にもよりますが4月の終わりごろにはもう活動を始めているんですね。
そして11月頃まで活動を続けます。
しかも近年では地球温暖化の影響で、だんだんと活動時期が長くなってきているという報告もあるそうです…。
このままいくと、もしかしたら冬でも蚊がいるのが当たり前の時代が来るかもしれませんね。
蚊はどこにでも出没するイメージがありますが、実は行動範囲はとても狭く、生まれた場所から10~30mほどでしか活動しません。
蚊に刺されたくないのなら、水がある場所に近寄らないようにしましょう。
ゴミやバケツの中などちょっとした水でも繁殖するので、そういう場所を徹底的になくすことでも予防することができます。
短い?長い?蚊の寿命
蚊って見つけたらすぐに叩き潰してしまうから、その寿命なんて考えたことがありませんでした。
蚊の寿命は成虫になってから約30~40日程と言われています。
うーん、思ったよりも長いですね。
セミのように1週間ほどの命なら、まぁ一度取り逃がしても放っておこうかという気にもなりますが、1ヶ月以上となるとそうはいきません。
見つけたら確実に駆除しておかないと、また戻ってきて血を吸われる可能性大です。
大抵の種類ではオスは交尾を終えた後、メスは何度か産卵を終えた後に生涯を終えます。
しかし、種類によっては吸血活動をしながら冬を越して生き延びるやつもいるので、油断は禁物。
実際に冬なのに蚊に刺された!なんて人もいるのでは?
その場合の寿命は半年以上ということになりますね。
蚊は一度に数百個もの卵を産むので頭数が多いだけでも嫌なのに、それぞれが結構長生きするもんだから、そりゃ人間も刺されまくりますよね。
数の暴力には勝てないです。
蚊の寿命はどれくらい? まとめ
今回いろいろと調べた結果…やはり蚊は見かけた瞬間に駆除すべし!という結論に達しました。
ちょっと見ただけでは吸血するメスなのかどうかは見分けがつかないので、無実の蚊も殺してしまう可能性があるのはちょっと心苦しいですが…。
家の周りも見回って、そもそも新たな蚊を誕生させないようにも努力したいと思います。
(ライター名 もんぷち)