暖かいを通り越して暑い!という日も増えてきた今日この頃、私たち人間を含め自然界の生物たちもいよいよ活発になってきました。
蚊に刺されやすい方にとってはもちろん、お子さんがいる方などは特に蚊に刺されないようにするにはどうしたらいいか、悩んでしまう季節かも知れません。
蚊とハーブについて
日々の料理に気軽に使えるハーブ類は、ご自宅で育てている方も多いですよね。
植物のある生活は、なかなかいいものです。ハーブの語源はHerbaというラテン語だそうです。
「草」という意味で使われていたようですが、現代では草の中でも葉や茎に有用性が認められるものを「ハーブ」とすることが多いです。
蚊の活動が活発な夏が近づいてくると、蚊よけ効果のあるハーブがある、と話題になりますが、実際のところはどうなのでしょうか。
蚊はどんな匂いのハーブが嫌いなのか
昆虫忌避効果のあるハーブは、実は数多くあります。昆虫忌避、というのは文字通り昆虫が嫌がる香りのことです。
ハーブが持つ特性の中でも、有用性があるとされています。
しかしその中で、特に蚊を寄せ付けない香りを放つハーブというと、ちょっと難しいのです。
なぜかというと、ハーブは育った環境や採取時期によって、成分が微妙に異なる事が多い為、蚊よけ効果があるとされる「シトロネロール」を含むハーブでも、多く含まれている場合もあればそうではない事もあるからです。
一概に「このハーブを植えれば絶対に蚊が寄ってきません」と言い切ることは、非常に難しいのです。
こればかりは実際に蚊に対して「どの香りが一番嫌いですか」と訊いてみるしかありませんが、それはできない相談です。
例えば、ゼラニウムには、蚊が嫌う成分のシトロネロールが25%から40%含まれています。一つの例ですが、このようにハーブの成分にはかなり幅があります。
ハーブででき得る対策として
効果が絶対ではなくても、害虫除去スプレーのような強い薬剤を使わないで済む方が安心、という場合もあると思います。強い薬剤にアレルギーがある方もいらっしゃいますし、ペットと暮らしている場合も気になりますね。
そこで対策として浮上するのが「蚊連草」(カレンソウ)というハーブの存在です。
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蚊連草(カレンソウ)の育て方
蚊連草(カレンソウ)はゼラニウムの近種の植物です。
蚊連草(カレンソウ)については様々な情報がまるで蚊のように飛び交っていますが、ゼラニウムに似たハーブである、という認識が一番近いようです。
葉の形や香りもゼラニウムにとてもよく似ています。水はけの良い、直射日光が当たる場所を好みます。
表面が乾燥してきたらたっぷりと水をやりますが、根腐れを起こしやすいので、必ず通気性の良い場所で栽培します。お庭があるとよいですね。
または西日が当たらないようなベランダがいいでしょう。
寒さには比較的強いですが、あまりに暑い時季には、直接西日が当たる場所は避けること。挿し木で増やすことが出来ます。
また、生育の途中で枯れた葉があれば、こまめに摘んであげましょう。
他に蚊が嫌いそうなハーブについて
やや耳慣れない名前の植物ですが、「モスキートブロッカー」というオーストラリア原産のハーブも、蚊よけ効果があるとされています。
ただ、「蚊連草」(カレンソウ)の方が手軽に手に入りそうですね。
蚊連草(カレンソウ)を入手できなくても、ゼラニウムは育てやすく虫が付きにくいハーブですから、ゼラニウムを育ててみるのもいいかも知れません。
これらのハーブを育てながら、蚊よけ効果のある精油を使用してみるのも一つの手です。
ちなみにアロマテラピーで使用される「精油」は、植物から抽出した高濃度の有効成分を含んだ天然のものの事です。
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精油はシトロネラ、ゼラニウム、クローブ、ラベンダーなどがいいようです。
クローブは香りがとても強く、皮膚刺激がある場合もあるので、取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。
これらの精油でスプレーを作っておくと、持ち歩きもできますから蚊よけ対策によいでしょう。
万が一、蚊に刺されてしまった場合は、決して搔きむしらずにまずはお肌を清潔にしてから落ち着いて対処しましょう。
痒みを抑える市販薬をつけたり、精油を使うのであればレモングラスやラベンダー、ティーツリーを混ぜたスプレーも炎症を抑える効果があります。
最後に 楽しい夏を迎える為に
眩しい陽光に青葉が映えるこれからの季節、蚊の心配をせずに楽しみたいですよね。これらの対策で、明るく楽しく元気よく夏を乗り切りましょう。
(ライター おもち)