春になって暖かい日が増えてきましたね。
もう少し暖かくなるとブーンと嫌な羽音を鳴らして、血を吸いにくる蚊が増えてきます。
なぜか私は夏よりも秋の方によく蚊に刺される傾向があるようです…なぜでしょうね?
きっと夏とは種類の違う蚊なんでしょうけど、とにかく痒くて傷になるまで掻きむしってしまうので、それはそれで困ってしまいますね。
また、痒さは蚊に刺されている時間に比例するような気がしませんか?
ですから、刺されているのに気が付いたらすぐにやっつけたいものですが、蚊って一体どれくらいの時間を掛けて血を吸っているのでしょう。
今日は蚊の生態と血を吸う時間について説明してみようと思います。
蚊はメスだけが血を吸う
突然ですが、みなさんは、蚊はメスだけが血を吸うって知っていますか?
蚊のメスは、卵を産むためにタンパク質が必要で、そのために手っ取り早く栄養を摂ることができる人間の血液を吸うのです。
本来は、花の蜜や樹液を吸っているらしいです。
蚊が花の蜜や樹液を吸っているなんて姿、全然想像もできないし、どんな感じかしら?
セミやカブトムシならいくらでも想像できるけど、蚊は…。
…となると、本当に血液を求めているのはメスの産卵期だけということになりますが、
どんなに産卵するためとはいえ、蚊に刺されるのは嫌ですよね。
蚊は6本も口がある
ちなみに蚊は、6本の口をうまく使い分けていて、ノコギリのような口や人に刺すときに血が固まりにくくなる物質を出す口や局所麻酔みたいな物質を入れることができる口などがあるようです。
それで刺されているときは、気付きにくいんだそうです。
刺すときには、その麻酔薬(毒)がでているので、もし蚊を見つけて叩き潰すぞ!!と思っても、
上からだとその麻酔薬(毒)がただ、私たちの体内に入ってあとで、かゆーくなるので、横から叩き倒すイメージ!!
~『ちはやふる』っていう漫画をご存知でしょうか?その中で百人一首かるたをパーンッと叩くシーンがあるのですが、そのイメージが一番近いです。(実際、横から叩くのが正解)~
で退治してくださいね。
さらに!蚊は、血を吸っているときが一番リラックスしているらしいので、狙い目です!!(お目にかかりたくはないですが。)
蚊が血を吸う時間
ところで、どれくらいの時間で人の血を吸っているか知っていますか?
私は、20秒くらいかなって思っているのですが、短いかしら。
どうしてそう考えたのかというと、蚊は体が小さいので、口が小さいですよね。
すごく細いストローのような口をしているので、お腹いっぱいになるまで吸うには、
時間がかかるだろうな、と思ったのです。
実際、私は採血するときに太い針も、細い針も試してみましたが、細い針の方が時間かかりますよね。
でも、相手に気付かれてはいけないので、さっと栄養をとらないといけない。
相手に気付かれずに、お腹を満タンにするには、20秒〜30秒くらいがちょうどいいのではないかと。
答え合わせとしては、調べてみたところ、
1回に吸血している量は1mg以下ほどだそうです。
満タンにしようと思うと2mgほど必要になるそうです。
蚊自体の体重は、2mgほどらしいので、自分の体重分くらいは吸えてしまうわけですね。
ですが、叩かれたりするので、4〜5回誰かの血液を吸いに行くわけです。
でもよく考えてみると、自分の体重が2倍になっても逃げていこうと思うのだから、
自然は過酷ですね。
ちなみにYouTubeで蚊の吸血動画を見てみたところ、2分以下でお腹が満タンになっている様子がわかります。
つまり、満タンになるまでに2分(120秒)だとすると、4〜5回で割ると、
一回の吸血時間は、24〜30秒くらいで気付かれてしまうということですね。
そのように考えると、自分だけでない人の血を吸った後に来ていたりすると怖いですよね。
虫除けは必須アイテムですね。
(ライター Anne)