ほんわりした微笑み顔と柔らかな色合い。こちらまで笑ってしまいそうになるほど愛らしいウーパールーパー。
本名はメキシコサラマンダー。サンショウウオの一種です。
ペットとしてのウーパールーパー
飼育するときは、大きめの水槽に入れます。
適度な水温は5度から25度くらい。
高温に弱く、低温には強い。
日本の真夏は暑すぎるので、水温のチェックと観察は欠かさないように。
中の水は一週間に一度、半分は換えます。
餌はイトミミズや小エビなどですが、徐々に慣らしていけば人工の餌も食べてくれます。
食用としてのウーパールーパー
基本は唐揚げ。
姿揚げといってもいいくらい、そのまま揚がっています。
日本国内に流通するウーパールーパーは、国内で繁殖されたものです。
ですから、感染症などがない個体が食用とされている事になります。
ウーパールーパーの原産国であるメキシコでは、昔は食用とされていたこともあるとか。
本当なのでしょうか。
地元の人々たちにとっては神聖な動物だそうで「メキシコサラマンダーが絶滅するとき、我々も絶滅する」というアステカ時代からの言い伝えがあるそうです。
アステカでは蛇を崇拝していたことが分かっていますが、細部は不明のままです。
メキシコサラマンダーは現地では崇拝の対象であり、今でもその慣習はひっそりと残っているみたいですね。
唐揚げウーパールーパー、どんな味なのか
どんな味なのでしょうか。
淡白な白身の魚のような食感らしいですよ。
頭は柔らかく、背骨のコリコリした部分が美味しいとか。クセや臭みはなく食べやすいお味だそう。
ウーパールーパーが食べられるお店、二軒
今のところ国内でウーパールーパーを食べられそうなお店は、横浜と大阪に二軒。
一件目はズバリ「珍獣屋」です。神奈川県横浜市中区桜木町駅から徒歩5分。
ツィッターをこまめに更新されているお店なので、入荷状況もよく分かるようですよ。
カンガルーの揚げ物、ワニの手の揚げ物、オオグソクムシ、最初にゴがつくあの虫など、メニューにはそうそうたるメンバーがずらり。
揚げ物が多いですね。
ちなみにウーパールーパーの唐揚げは、席の予約をした時のみオーダーできるそうです。
非常に混み合っている事が予想されるため、予定と予算をきっちり立ててから行くと良さそうですね。
もう一軒は大阪は大東市学園町にある「宝雪酒房」。
こちらもウーパールーパーの唐揚げがメニューにあるそうです。
ウーパールーパーの唐揚げは、現時点で1300円。
他にもカンガルーやワニの唐揚げがあるようですね。
こちらも変わった動物に特化したお店であるようです。
ウーパールーパーに見る、食欲の謎
人間の食欲はとどまるどころかエスカレートする一方。
何を求めてどこへいく、日本人。
ウーパールーパーを食べようとは思いつきもしませんが…世の中にはいろいろな人がいるわけで、需要があるから供給もあるのでしょうか。
なんにしても情報過多に物質過多、何もかもに飽きている人が多いんだな、ということ、同時にものが売れにくいのだな、一時的な目新しさは余計飽きやすいのだろうな、と幾分傍観気味な感想を持ちました。極端に走りすぐに忘れる傾向はこれからも続くのでしょうか?
万が一、水も食料もない場所に独りで置かれそこに自分がいる事実は誰も知らない為助けは永久にこないことが確実、そこに一匹のウーパールーパーがいたらそれを食べるだろうか?と無駄で空虚でありがちな設定を考えてみましたが、食べないかもしれませんし、食べるかも知れない。
※ご紹介させて頂いたお店に行く際は、事前に営業日の確認をするなど、ご自身の責任でお願いします。
(ライター おもち)