最近人気のコッピ―という生き物をしっていますか?

観賞魚として初心者にもおすすめのコッピ―について詳しくご紹介します。

コッピ―の特徴と生態

コッピ―はアカヒレのこと。コイ科に属する淡水魚の一種です。

体長は最大でも3~4㎝程度で体色はやや褐色がかかった銀白色で赤い尾ビレが特徴です。

メスは腹部が膨らみ、丸みを帯びています。

中国の個体は絶滅したとされていますが、近年ベトナム北部にも生息していることが明らかになりました。

 

低水温や酸欠に強く飼育や繁殖が比較的容易であることから観賞用に飼育されています。

また、実験動物としてや肉食魚用の餌に使われたりしています。

 

最も丈夫で買いやすい観賞用のひとつで瓶の中に入れられて販売されています。

オスとメスの違いはオスは鰭が赤く大きく、体の色も濃く鮮やかなのに対し、メスはヒレや体の色がオスと比べると地味で、お腹が白っぽくて丸みを帯びています。

コッピ―の種類

観賞魚として流通している種類にはアカヒレとゴールデンアカヒレ、ロングフィンアカヒレ、ベトナムアカヒレがいます。

このうち最も頑丈で飼いやすく、初めて観賞魚を飼育される方におすすめなのはアカヒレとゴールデンアカヒレです。

 

ゴールデンアカヒレはアカヒレの突然変異によって誕生した品種改良で光の当たり方によって目の周りがうっすら淡いブルーになりとても綺麗です。

自然界では何千匹に一匹でしか生まれない黄変種。

 

保護色を放棄してオシャレに走っているので!!??野生下ではほとんど生き延びることができません。

ロングフィンアカヒレはアカヒレのヒレを長く改良した品種で、ヒレの縁取りがありません。

コッピ―の飼い方

コッピ―の飼育に面倒なエアポンプなどは不要です。かなり手軽に飼える熱帯魚として徐々に人気が出てきています。

生存温度が5~30℃とかなり幅広いのも飼いやすいポイントです。

 

瓶の中に綺麗なガラス球を入れてみたり、底石に敷くものを工夫するなど、思い思いの飼い方を楽しんでいる画像や動画も良く見かけます。

自分の部屋で手軽に飼えるのも楽しいポイントでしょう。

しかし、繁殖させる場合の飼い方はまた少し違ってきます。

 

繁殖は古くから日本でも行われていて、水草が大量にあると自然に繁殖することもあります。

卵は適当にばら撒かれますが、アカヒレは卵を見つけると見境なく食べてしまうので増やそうと思えば卵は見つかりにくいように隠すかもしくは水槽を分ける必要があります。

産卵用の水槽には大きくて強いオスとお腹の大きなメスを入れ、卵を見つけたら、親のコッピ―を取り出します。

コッピ―の寿命

コッピ―は上手に飼ってあげれば3~5年は生きることができます。

中には8年も生きていると書き込みしている人もいるほど。いずれにしてもかなり長生きすることは間違いありません。

ポイントはあまり手をかけないこと。他の熱帯魚のように加温したりするのはかえって寿命を縮めることになるようです。

コッピ―の病気と予防

コッピ―は丈夫なのですが、一度病気になってしまうと重症化しやすい傾向にあります。

まずは予防が大事。

 

最低限の水質の管理と水温の変化には注意しましょう。

かかりやすいのは細菌性皮膚炎。これはエロもナス金の感染によって起こり、症状によって穴あき病や赤飯病、松かさ病等があります。

長い間、瓶のような小さい容器で飼育していたり、餌を与えすぎたりしてしまった場合などに感染します

 

いくら丈夫でも最低限の水換えは必要です。

水換えの時は水温が急激に下がらないように注意しましょう。水温が急激に下がると白点病にかかりやすくなります。

治療には専用に薬品を使用しますが、初期のうちならすぐに治ります。

(ライター ナオ)