今からの季節、緑色で臭いあの「カメムシ」が網戸や洗濯物にくっ付いたりしませんか?
もしかしたら卵を産み付けているかもしてません。
もし、カメムシの卵を見つけても、慌てなくても大丈夫です。
カメムシの卵を見つけた時の対処法をご紹介します。
カメムシとは?
とっても臭い独特のにおいを放つカメムシ。
英名で”stink bug(臭い虫)”と呼ばれるほど、とにかく臭い虫です。
一般的によく見るあのカメムシの頭は、先の尖った三角形の形をしています。
その頭から細長い触角が生えています。
体の色は緑色か茶褐色で、体全体を見てみると、五角形のホームベースのような形をしています。
背中には翅があるので、飛ぶことができます。
カメムシの生態
カメムシは地中の根や草木の上や地表で暮らしています。
草木の葉や茎、果物の液を吸って栄養をもらっています。
カメムシは敵から襲われそうになるとあの臭いにおいを放ちます。
その他にも臭いにおいにを放つことは意味があるそうで、においの量で意味合いが変わります。
少量の時は仲間を集めるために、多量の時は仲間に危険を知らせる意味があるそうです。
カメムシは夜の明かりが大好きなので、よく灯火に飛んできて集まっています。
カメムシたちは扉や窓に2mmの隙間があれば楽々と部屋に侵入する事が出来るのです。
カメムシの進入を防ぐには、窓や網戸を開けたら最後までしっかり閉めることが大切です。
カメムシの卵
カメムシの卵は白くて円筒形の形をしています。
白いビーズみたいなものが10個以上固まっているような感じです。
カメムシの多くは自分が大好きな餌の近くに卵を産みます。
一度に産む卵の数は10~100個と言われています。
その後、産んだ卵はそのまま放置。
産み落としてほったらかしです。
カメムシは産卵してから孵化まで7~10日程あります。
カメムシの卵は上の部分が蓋のようになっているので、そこから幼虫が出てきます。
カメムシの卵を見つけた時
基本的にカメムシは、自分の好物の植物などに卵を産みつけるのですが、なぜか洗濯物に卵を産みつける事があります。
しかも洗濯物の表だけでなく内側にも卵を産み付けます。
なぜ洗濯物に卵を産み付けるのかというと・・・
1つめは、カメムシは白いものにくっ付く習性がある。
2つめは、洗濯洗剤の香りに寄り付く。
3つめは、洗濯物が乾くほど気温が暖かい。
4つめは、洗濯物で身を隠せる。
カメムシに適した条件を満たしているのが洗濯物だからなのです。
洗濯物に卵を産みつけられた場合は取るしか方法がありません!
カメムシの卵を取るには、布製の粘着テープ、ガムテープがおすすめです。
ガムテープで取って、ガムテープで卵を包んで捨ててください。
網戸などに産み付いている卵は、定規などで削り取りましょう。
意外と簡単に取る事ができますよ。
カメムシの卵は臭くないので大丈夫です。
カメムシの卵を予防するには
カメムシの卵を産み付けさせない為の予防策として、まずはカメムシの侵入を防ぐことが大切です。
まず、カメムシの嫌いな植物を洗濯物の近くに置く方法があります。
カメムシが嫌いなミント系やハッカ系のハーブを置いてみましょう。
実際ミントをたくさん置いたら、カメムシが寄らなくなったという事例もあります。
他には、カメムシの好物の植物を処分する方法です。
カメムシは、ミツバやパセリ、人参などのセリ科の植物やオジギソウやインゲンマメなどのマメ科の植物が大好きです。
予防するにはカメムシの好きなものを撤去するしかありません。
ホームセンターなどにはカメムシ専用の薬剤も販売しているので、薬で駆除する方法もあります。
カメムシの卵を放っておくと、孵化して大変なことになるかもしれません。
卵を見つけたらすぐに退治しましょう。
(ライター 雲呑)