実は私、生まれてこの方ゴキブリというものを見たことがなく、世の中で毛嫌いするゴキブリというものが想像上の生き物でしかないんです。
これは、そんなお話の世界の生き物が起こした、人々を騒がせた実話です。
マンホールゴキブリ事件!
2002年、大阪の京橋駅で起こった事件の一部始終はユーチューブにもアップされ、大騒ぎになりました。
駅のマンホール付近でゴキブリを発見!駅員さんが、すかさず殺虫剤をマンホール内に噴射したところ、数百匹のゴキブリがマンホールの穴から、湧き出すように次から次と出てきて、京橋駅の辺り一面がゴキブリだらけになり、人々がパニックに陥ったという事件。
記憶に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、2012年にも大阪で。
物凄い豪雨。大雨でマンホール内の水がいっぱいになり、行き場を失ったゴキブリたちがマンホールの穴から外へ逃げ出してきたということもありました。
一匹でさえ大騒ぎになるゴキブリ君たちです。
数百匹という単位がどれだけのパニックを引き起こすかは私にも想像がつきます。
マンホールは危険!!??
ゴキブリは家の中に一匹いたら数十匹いると思え!ということは、ゴキブリに全く縁のない私でも聞いたことがあります。
例えば家の中でゴキブリを一匹見つけたら、どこかには必ず集団でゴキブリが潜んでいるということですよね?(基本的過ぎてすみません・・・・)
2002年の京橋駅のような事がいつも起こるとは限りません。
この事件の場合、マンホール入り口付近に沢山のゴキブリが生息していたので、このようなことが起こったということなのでしょう。
行き場を失ったゴキブリが、より安全な場所を求めて移動するのは冷静に考えれば当然といえば当然のことですよね?
マンホールの奥の方に住んでいた場合には殺虫剤は効果があったのかもしれませんが、このような場合はアウト!ということ。
マンホールだけじゃない!!穴に殺虫剤は注意!
穴付近にゴキブリが住み着いていた場合を考えると、危険なのはマンホールだけじゃないということです。
このような事件は家の中の穴!?でも起こる可能性があるということです。
家の中において、マンホールほど広い生息場所はないでしょうから、そのスケールはもちろん違うでしょうが、穴などから内部に殺虫剤を噴射する時は注意が必要です。
行き場を失ったゴキブリたちが穴から逃げ出す可能性が大いにあるということですから。
京橋駅の場合、結局、マンホールのひとつの穴を塞いで一つの穴から逃げ出すゴキブリをビニール袋でゲットするという方法で駆除したようですが、同じような可能性を考えて万が一穴に殺虫剤を噴射するときは、他の穴を塞いで大き目のビニールを用意しておくのが良さそうですね。
ここからは余談です。
本州から北海道にお嫁に来た友人と話していた時のこと。子供達の虫取りの話になって・・・・。
彼女は夏に子供達が嬉しそうに捕ってくるクワガタ虫がゴキブリと一緒にしか見えない!というのです。
家の玄関を通るたび、虫かごに大量にいるクワガタを見るたびにぞっとしてしょうがない、せっかく北海道に来てゴキブリから解放されたのに・・・と嘆いているのです。(北海道には基本、ゴキブリはいません)
私にしてみれば触覚もないし、質感だって明らかに違うように思うのですが、彼女は「どっちも黒い虫でしょ!!」というわけ。
彼女にとっては昆虫の王様も台所の嫌われ者も一緒ということらしい。
北海道にはカブトムシはほとんど生息していないので、夏休み、子供達が夢中になるのは、「いかに大きなクワガタをゲットするか」になります。
北海道の子供たちにとってはクワガタは一番の人気の昆虫。そのクワガタがゴキブリに見えてしまうなんて・・・
彼女の熱弁ぶりに思わず笑ってしまったというお話でした。
とにかく、みなさんもゴキブリにはご用心を。
(ライター ナオ)