足の沢山あるムカデ。

家の中にも平気で侵入してくるムカデにぎょっとさせられたことがある人も多いのでは?

そんなムカデたちの生態と寿命に関するお話です。

ムカデの生態

ムカデは赤い頭と黒い胴体、黄色い脚という特徴的な配色をしていて、日本では本州から沖縄にかけて生息しています。

体長は80~150㎜、大きいものだと20㎜になるものもいて、一節に一対の脚がついていて、種類により21対から173対のものまで様々。

雑木林などの湿気が多いところに生息していますが、時には住宅内にも入ってくることもあります。

毒顎を持っていて、昆虫や小動物を捕食し、家の中に入ってきた時には人間に噛みつくこともあり、このことによるアナフィラキシーショックには注意が必要です。

繁殖期は5~6月。

 

家の中の害虫として姿を現すのは、この繁殖期ともうひとつ、子供たちが巣立っていく!?9~10月が多いようです。

ムカデの子育て

ムカデはメスが一匹で産卵から子育てまでを行います。

メスは一回の出産で5~80個ほどの卵を産み、卵は1か月ほどで孵化します。

 

その間メスは一切飲まず食わずで、その場で赤ちゃんたちを見守り、ムカデの赤ちゃんは2か月に一度の脱皮を2回程繰り返したのち、3か月後には一斉に親元を離れていくのです。

つまり、最低でも3か月、メスは何も口にせずに子供を育てるというわけ。

「ムカデ」の赤ちゃんってかわいいの?

こうして命がけで育てられた赤ちゃんたちはそれぞれの力で生き抜き、3年後に性成熟を迎えます。

性成熟を迎えるまでは10回ほど脱皮を繰り返すと言われています。

 

こういった赤ちゃんの育て方は、幼生期の死傷率を断然低くし、まあ、そのことによって旅立ちの時には家の中に大量の小さなムカデが発生する原因にもなるのですが・・・。

ムカデに関する都市伝説

ムカデを一匹を殺すと必ずもう一匹出てくるという都市伝説のようなものがありますが、これはあくまでそういうケースもあるというだけの話。

ムカデは基本的には単独行動で、繁殖期だけつがいで行動します。

 

一匹殺すともう一匹・・・・

というのは単にムカデが生息しやすい環境がそこにある、というだけの話のようです。

ムカデのつがい説は本当か?

ムカデが家の中に現れる!!

ムカデはちょっとした隙間から家の中に入ってきます。

 

基本的には肉食系のムカデはエサを求めて徘徊するのですが、家の中にカビなどが生えていたりすると、そのカビの周りにダニなどが生息し、そのダニを狙いにやってくるのです。

また、ダニを目当てにやってくるゴキブリなんかもムカデにとっては好物。こうして、家の中に食べ物の気配を感じるとムカデは侵入してきます。

 

人が気づかないような空気の流れを察知し、基礎部分の換気口やキッチン、洗濯機の排水溝の隙間や洗面所など。あらゆるところにムカデの侵入口は存在するんです。

「ムカデ」が家の中に入って来るはなぜ?

ムカデの寿命

そんなちょっと厄介者のムカデたち。

彼らの寿命はどれくらいなのでしょう。

 

平均的なムカデの寿命は6~7年ほどと言われています。

天敵によって、途中で捕食される場合も多く、あくまで寿命を全うした場合ということですが、結構な長生きです。

 

ムカデの中で最大クラスと言われるオオムカデは体長が60㎝以上にもなり、7~10年ほど生きると言われています。

こうなると、ちょっと恐ろしい・・・・結構なヌシということです。

「ムカデ」の飼育について

ムカデのまとめ

日本では本州から沖縄にかけて生息しています。

体長は80~150㎜、大きいものだと20㎜になるものもいて、脚は21対から173対まで種類によって様々。

 

メスが一匹で産卵から子育てまでを行う。

平均的なムカデの寿命は6~7年ほど。

ムカデの中で最大クラスと言われるオオムカデは体長が60㎝で、寿命は7~10年程。

(ライター ナオ)

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