クラゲって遠くから見ている分には綺麗な生き物だなと思うんですが
実際に海の中で遭遇するとパニックになるし、刺されたら痛いんですよね!
良く海で見かけるクラゲと言えば半透明なものが多いですが見た目からして明らかに毒々しいアカクラゲを知っていますか?
今回はアカクラゲの生態や特長について紹介していきたいと思います。
存在感が半端ないアカクラゲの生態と特長
アカクラゲの平均的な体長は8~12㎝とされていますが、これ以上大きいものも存在します。
脚は大体60本近く生えていて2mくらい伸びるそうです。
少し大き目のクラゲなので遭遇するとちょっと萎縮してしまいそうです…。
名前の通り見た目は赤く傘の部分にワインレッドのような濃い縞模様が入っています。
生息場所は日本の何処の海にでもいるみたいですが、最も多く集まりやすい所は太平洋側だそうです。
発生時期は5月~10月くらいまでとされていて、その理由としてはクラゲは暖か過ぎず冷たすぎない水温を好むので、この時期になると温度が丁度良い浅瀬の方に集まって来ます。
特に夕方になってくると大量に集まって来るので海水浴をする際は気を付けて下さい!
稀に浜辺にアカクラゲが打ち上げられている事もありますが、アカクラゲは毒を持っているので絶対に触ってはいけません。
気温が下がってくる11月頃くらいからは浅瀬の方にはほとんど寄り付かなくなりますが深い場所には生息している事もあり、サーフィンをする方は注意した方が良いでしょう。
アカクラゲが食べるのは小魚や小さなエビなどで、子供のアカクラゲは主にプランクトンを食べます。
良く見ると傘の真ん中に小さな胃がありそこで食べた物を消化します。
ちなみにアカクラゲを含めクラゲの天敵は、クラゲを餌にしているマンボウやウミガメなどがいます。
後は漁師さんが仕掛ける網です。網に触手が絡みついてしまうともう逃げる事は出来ません。
漁師さんからすると迷惑かも知れませんが…。
アカクラゲは人間にどのような害をもたらすの?アカクラゲと人間の関係
【アカクラゲの毒・症状】
アカクラゲが持つ毒は人間の命を奪う程の猛毒では無いと言われていますが小さな子供が刺されたり、人によっては毒に対してアレルギー反応を起こす場合もあるので刺されたら直ぐに病院に行くか、適切な処置をして下さい。
さて、アカクラゲに刺されると直ぐに激しい痛みが襲ってきます。
この痛みとアカクラゲの存在にパニックにならず、速やかにその場から離れて処置をしましょう。
その場でパニックになってしまうと、アカクラゲも攻撃態勢に入るので危険ですし自身も溺れたりしてしまうので大変危険です。
なので海でクラゲに刺された時は、まず冷静でいる事を心掛けて下さい。
【アカクラゲとクシャミ】
アカクラゲは別名ハクションクラゲと言われています。
何故そう呼ばれるかと言うと、アカクラゲを乾燥させるとクシャミが止まらなくなるからです。
乾燥するとアカクラゲからクシャミ誘発物質が出て花粉症のようなアレルギー反応を起こしてしまうんだそうです。
刺されるのも嫌ですが、これはこれで辛いですね。
【食用】
アカクラゲは中国料理の前菜などで食用としても使われているそうです。
触感はコリコリしていて歯ごたえがあり中々美味しいみたいですよ!
沖縄や岡山などでも食用として捕獲されています。
確かにクラゲって何だかクセになる触感で和え物などで食べると美味しいですよね。
アカクラゲ まとめ
暑くなってくる季節になると海に泳ぎに行く事も多くなると思いますが
皆さんクラゲにだけは十分気を付けて下さいね。
アカクラゲは水族館にも展示されているので観察してみて下さい。
■ おいしそうだけど、食べたら死ぬで!「ウモレオウギガニ」の毒