アカガイの刺身、アカガイの寿司、アカガイの味噌汁などなど
アカガイを使った料理は沢山ありますが、どれも本当に美味しいですよね。
今回は皆に愛されているアカガイの生態や特長について紹介していきます!
貝類の中で上位に入る美味しさ!アカガイの生態や特長
アカガイの生息地は国内だと主に北海道南部~九州にかけて生息しています。
一昔前は日本全国でアカガイを取れたらしいですが今はいないと言われています。
外国では韓国や中国に多く生息しています。
日本ではあまり水揚げされないので、出回っているアカガイはほとんどが中国産らしいです。
国産のアカガイは少し値段が高くなっていて、一つで200円以上もします。
体長は大体7㎝~12㎝です。
アカガイの身が赤い理由は、タンパク質やヘモグロビンが含まれているからです。
アカガイの殻を剥くと真っ赤かな血が出てくるらしいです。
ちなみにこの血のように赤い理由から英語では『Bloody Clam』と言われています。
アカガイは浅瀬の泥の中に潜っている事が多いので、潮干狩りに行くと稀にアカガイが採れる事もあるんだとか。潮干狩りでアカガイが採れたらラッキーですよね!
アカガイが好んで食べているものはプランクトンです。
良くアカガイと間違えられるサトウガイという貝がありますが、アカガイの殻には42本の線が刻まれていて、それが見分けるポイントなんだそうです。
アカガイにも天敵がいて、肉食系のツメタガイという貝がいて襲われる事があります。
アカガイなどを餌にしているツメタガイも一応食用なんですが、美味しくないらしいです…。
産卵時期は5月~7月の間に行われ、9月~10月頃には十分な大きさまで成長します。
秋~冬にかけてが身も大きく味も引き締まっていて一番美味しい時期だと言われています。
寿命は約10年は生きるとされていますが、日本のアカガイは減少傾向にあるのでもう少し寿命は短くなっているかも知れません。
アカガイは薬にもなる?アカガイと人間の関係
大昔はアカガイは食用としては勿論ですが、薬としても使われていたそうです。
まずアカガイの身は栄養価が高いので、貴重な栄養源として重宝されていました。
アカガイを食べるだけでビタミン、タンパク質、鉄分などが十分に取れるんです。
そしてアカガイの殻にはカルシウムがあるので、アカガイの殻をお湯で煮て汁を飲んだりその汁を怪我してる所に塗るなどして、色々と役に立っていたそうですよ!
今ではアカガイの出汁を怪我に塗ったりする事はありませんが、昔の人は知恵を使って一つの食べ物を工夫して大切に使っていたんですね。
しかし昔は普通に誰もが食べていたアカガイが今では高級食材になってしまいました。
他の生物はある程度酸素が無いと生きていけないのですが、アカガイは酸素がほとんど無くても生きていける体質なんです。
そんな厳しい環境でも生きられるアカガイが日本から急激に減少した理由は何なんでしょうか。
アカガイでも生きられないくらい水や泥の品質が悪くなってしまったからでしょうか?
どちらにせよあんなに美味しくて栄養満点の貝が減少傾向にあるのは残念な事です。
昔のように高級食材では無く、誰でも食べられるアカガイに戻ってほしいですね!
アカガイ まとめ
普段食べているアカガイがほとんど外国産という事を皆さん知っていましたか?
出来れば国内産の取れたてのアカガイが食べたいですよね。
でも本当に国内産のものは高すぎて中々手が出せません…。
もしアカガイをまだ食べた事無いという方は一度食べてみて下さい!
貝が苦手な方でも臭みなどが無いので気に入ると思いますよ。
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