動物園でも水族館でも人気の海の生き物と言えば?
そう、「ペンギン」です!
本来ならば寒い地域にしか生息しておらず、野生ではまず見かけることのないペンギンですが、大体どこの動物園や水族館にもいるのでとても身近に感じられますね。
そんな彼らについて…あなたはどれだけのことを知っていますか?
「あれ哺乳類だったっけ?いや、鳥類だったかな?今更人には聞けない…!」という人のために、今回はペンギンについて紹介していきますね。
ペンギンって何類?
ペンギンは現在19種類もいるのですが、どの種類でも鳥とも哺乳類とも似つかない独特な見た目をしていますよね。
くちばしを見れば鳥っぽいし、でも飛ばないし体は哺乳類っぽい。
そんなペンギンですが、正解は「鳥類」です!
世界には「飛べない鳥」というものも多くいますが、それでも見た目は「鳥」だと一目でわかるものばかりです。
ペンギンはそんな飛べない鳥の中でも、最も鳥らしくない鳥だと言えるでしょう。
空を飛ぶための翼は海を泳ぐためのヒレに変わり、もはや鳥の原型はくちばしくらいしか残っていないような気がします。
しかし実はよーく見ると、鳥らしい一面も。
ツルツルに見えるペンギンの表皮にも羽毛は生えていて、泳ぐときに水の抵抗を減らしたり、寒さから身を守ったりしているのです。
また、哺乳類とは決定的に違うのが、卵を産むということ。
羽が生えてて、卵を産む。
これはれっきとした「鳥」ですね!
数え方も「一頭」や「一匹」ではなくて、「一羽」ですからね。
ペンギンと人間の歴史
動物園・水族館でも人気者、多くのマスコットキャラクターのモチーフになったりと、現在ではペンギンと人間はとても身近な存在です。
しかしかつては、そうではなかった時代もあります。
20世紀初頭、南極探検が盛んになると、ペンギンは食料として乱獲されるようになりました。
また食料としてだけではなく、彼らから採れる「油」を燃料として使うために、大量のペンギンが殺されました。
現在では想像がつかない光景ですね。
人間の文明が発達するにしたがって、ペンギンの生息地や食料はどんどん奪われていき、絶滅の危機に瀕している種もいます。
今でこそかわいいかわいいと持ち上げられているペンギンですが、こんな悲惨な歴史があったんですね。
今からでも、絶滅の危機から守らねば!
水族館や動物園では保護活動の一環として、募金を集めているところもあります。
今度見かけたら募金して、一羽でも多くのペンギンを救いたい。
ペンギンのちょっとした豆知識
ちょっと暗い話が続いてしまったので、ここで明るいお話をしましょう!
ペンギンのちょっと驚く豆知識を2つほどご紹介しますね。
ペンギンって実は足が長かった!
ペンギンと言えば短い足でヨタヨタと歩く姿がかわいいですよね。
しかし信じられないかもしれませんが、実はとっても足が長いんです。
レントゲンを撮ってみると、そこには空気椅子のごとくヒザを折り曲げている姿が!
じゃあいつかその足を伸ばして立ち上がる時がくるのか!?と期待してしまいますが、残念なことに足が伸びることはありません。
完全に皮下脂肪の中にあり、ヒザの関節も曲がったまま固定されているからです。
じゃあ、その長い足の骨は何のためにあるんでしょうね?
ペンギンは浄水機能持ち
ペンギンが頭をブルブルッと振る仕草を見たことがありませんか?
実はあれ、飲み込んだ海水や餌の塩分をろ過して、外に排出している時の仕草なんです。
人間にもそんな機能がついてたらいいのに。
ペンギン まとめ
ペンギンは鳥類。
これだけはきちんと覚えておいてくださいね。
間違えると恥をかいてしまいますので。
そして、機会があれば保護活動に募金などの形で協力して、少しでも多くのペンギンを救いましょう!
(ライター名 もんぷち)