春になると色々なところで見かけるような鳩ですが、鳴き声はどのようなものだったかすぐに思い出すことはできますか?
鳩時計のようなクルッポー、クルッポーといったものを想像する人が多いのではないでしょうか。
鳩もそれなりの種類に分かれており鳴き声さまざまなようです。
今回はそんな知っているようで実は知らない鳩の鳴き声について紹介していこうと思います。
鳩の鳴き声の種類
鳩は種類によって鳴き声が異なっており、日本には6種類の鳩がいるのでそれらの鳴き声は以下のようになっています。
【キジバトの鳴き声「デゥーデゥー、ポッポ―」の繰り返し】
【シラコバトの鳴き声「クック―、クッ、ポッポ―、ポッ」】
【アオバトの鳴き声「アオ―アオ―」】
【キンバトの鳴き声「ホーゥ、ホーゥ」】
【カラスバトの鳴き声「ホホーゥ、ホホーゥ」】
これらの種類の鳩は生息する地域も違い、天然記念物に指定されているものもいるようで鳴き声を聞く機会はないかもしれませんね。
町でよく見かける鳩はドバトという品種で家畜品種となっています。
この鳩の鳴き声はグルグルというものです。
私はどれも聞いたことが無くいまいちピンとくるのはないことから、ドバトもそこまで鳴くような種類ではないのではないかと思いました。
鳩はなぜ鳴くの?
普段見かける時は地面を歩いてエサを食べている鳩ばかりで、木の上で鳴いている鳩を見ることはないような気がします。
そんな鳩が鳴くのには3つの理由がありました。
1つ目は自分のテリトリーに入られたときに威嚇として鳴くということ、2つ目は繁殖期の求愛行動として鳴くということ、3つ目はオスが巣を見つけメスに知らせるために鳴くというものでした。
鳩が鳴くのはメスに関連する場合が多いため、普段のエサを食べているところなどしかみていない私が鳩の鳴き声にピンとこないのも合点がいきました。
鳩の鳴き声の意味
先ほど鳴き声の種類を大まかにあげましたが、鳩の鳴き声は状況によって変わることがあるようです。
朝方に聞いたことのある人も少なくはないと思う、ホーホーッホッホーといった鳴き声を私は今までフクロウやミミズクのものだと思っていたのですが、鳩のものでキジバトがメスを探しているときの鳴き声との事です。
他にも威嚇や巣を見つけた際に別の鳴き方をする鳩もいるとの事でした。
鳩の鳴き声は嫌われている?
鳩は鳩害という言葉ができるくらいここ最近では害鳥に近い扱いを受けています。
公園などでも鳩にエサやり禁止の張り紙を見ることが多くなってきました。
ベランダなどに住み着かれてしまった場合、早朝からかなりの大きさの鳴き声がするようでノイローゼになるレベルのものとも言われています。
それに鳩専門の処理業者があることから結構な数の人が鳩に悩まされていることが考えられます。
他にも鳩の鳴き声を気味悪がったり、インターネットの検索ワードの予測変換には「ハト 殺し方」、「ハト うるさい」など中々嫌われている様子でした。
十鳥十色の鳩の鳴き声
今回紹介した鳩たちはどれも鳴き声に特徴があり、1つとして全く一緒の鳴き方をする個体はありませんでした。
世界にはまだまだ鳩は存在しており、その数約300種類と言われています。
これらの鳩たちもきつと一羽一羽が自分の鳴き声をもっているのでしょう。
今は都会で人間の生活エリアにかなりの数の鳩が来てしまっているため、害鳥のような扱いをうけ鳴き声を不快に感じる人も多くなっているようです。
私のベランダに鳩が住み着いたことがないため、鳩害にあった人にしてみればバカかと思われるかもしれませんが、私は早朝の鳩のあのホーッホーッという鳴き声は結構好きなのです。
鳩の鳴き声にもっと多くの人が鳩の鳴き声を心地よいと感じてくれるような日が来てくれることを祈っています。
(ライター ナカムラ)