インコは鳥好きには人気のペットで、種類によって多彩な色味をしています。

また人に懐きやすい性格のものも多くしつけをすれば言葉を覚えてくれることもあります。

インコにも様々な種類がいますが、そんなインコの中でもヒメコンゴウインコについて生態や飼育方法についてまとめていきます。

ヒメコンゴウインコの生態

ヒメコンゴウインコはコンゴウインコの一種で、コンゴウインコの中でも緑色が特徴の種です。

さらに羽を広げると青や赤が見えて非常にカラフルです。

 

ペットでも飼われていますが、野生のヒメコンゴウインコは南アメリカを中心にベネズエラやガイアナ、スリナムなどが生息域です。

さらにメキシコ等にも存在していますが、それぞれ共通している環境として樹林帯であることや気温の高い熱帯雨林であることがあり、暖かい気候を好みます。

大きさはどれくらい?

コンゴウインコは一般的に大きめの部類のインコですが、ヒメコンゴウインコは中型と言われています。

しかし体長は30㎝から50㎝が平均的なため自宅に入れてみると意外に大きく見えます。

食性について

基本的にはナッツや果物類、野菜まで食べることができます。

飼育されているヒメコンゴウインコの場合はペット用にインコが食べられるエサが多く販売されているので、それだけでも足ります。

人間に害はある?

穏やかな性格をしており人と接することも嫌わないため襲われることは通常なく無害と言えるでしょう。

 

しかしもちろん生物なのでむやみに刺激を与えたり攻撃的な行為をすると反撃される可能性はあります。

そのとき、ヒメコンゴウインコはクチバシが大きいので怪我をしてしまうことも考えられます。

飼育方法

人間に対してとても友好的なので飼育していくうちに懐いてくれるととてもフレンドリーになってくれます。

その反面寂しさも感じることもあるため長時間放置するとストレスが溜まってしまいます。

 

ストレスが溜まってくると異常な行動を取ることがあります。

その行動とは、噛みつくことや鳴き声を上げること、さらに問題なのは毛引きをしてしまうことです。

 

毛引きとは自分の羽を自分自身で引き抜いてしまうことであり、あまりひどいと皮膚を傷つけてしまって出血してしまうこともあります。

原因のほとんどがこのようなストレスによるものであり、病気のサインとして行動することもあります。

 

毛引きなどを起こさないようにしっかりと相手をして遊んであげることが重要です。

ヒメコンゴウインコの飼育に関してもう一つ問題なのは鳴き声の大きさです。

 

ヒメコンゴウインコは非常に声が大きく、近隣住民との騒音問題になりかねません。

飼育していくうちに慣れてくると飼い主側も習性が理解できてきて、だんだん鳴く時間帯があることに気づけると思います。

 

そのため鳴きそうな時間帯には特別に騒音対策をしておくと良いでしょう。

また、寿命がペットとしてはとても長く50年ほど生きることができます。

 

一度飼い始めると、自分の残りの人生を共に過ごすことになるかもしれないのでヒメコンゴウインコを飼育する場合にはしっかりと生態や特徴を知ったうえで責任を持って飼うようにしなければなりません。

ヒメコンゴウインコは愛情表現もできるフレンドリーなインコ

寂しがり屋であったり鳴き声の大きさであったりなど、飼うには問題点もいくつかありますが好きになってもらえると愛情表現も示してくれるため可愛がってあげるやりがいがあります。体をすり寄せてくるなど人間にもわかりやすい表現をしてくれます。

しかしそれはヒメコンゴウインコが慣れてくれてからの話であり、少々シャイなところもあるため最初はペースを合わせて遊んであげましょう。

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