皆さんはキジという鳥をご存知でしょうか?
キジはほとんどの動物園で展示されているので一度や二度は見たことがあると思います。
日本の国鳥であり、市町村の鳥に指定している自治体も多いんだそうです。
キジを見ると良い事があるなど、守り神のような存在にもなっていますね☆
今回はそんなキジの生態や特徴、そしてキジは飛べるのかどうかについて紹介していきたいと思います!
日本の象徴とされているキジってどんな鳥?~生態と特徴について~
キジの生態は、キジ目キジ科キジ属に分類される鳥です。
生息地は北海道以外の日本全国に広く分布していて、コウライキジなどの亜種は大陸にも存在しますが、キジは日本固有の鳥です。
生息環境は、草原・平地・林・農地・市街地などに姿を現します。
平均体長はオスは80㎝、メスは60㎝程の大きさとされています。
体の特長としましては、メスは全体的に茶褐色黒っぽい斑点模様があり、オスは全体的に光沢感のある緑色をしていて、翼と尾羽は茶褐色で頭部は青緑色で目の周りには赤い肉腫があり、背面には褐色の斑があり濃い茶色の部分があるのが特徴です。
オスメスの見分け方としましては、オスは「ケーン、ケーン」と鳴き、メスは「チョッ、チョッ」と鳴くので、鳴き声で簡単に見分ける事が出来ます。
性格は警戒心がとても強く臆病な面があるので、決して驚かせたりしないであげてください。
キジには不思議な能力があり、人間よりも数秒早く地震を察知する事が出来ると言われています。
何故察知できるかと言うと、キジの足の裏には良く発達した感覚細胞があり、そこで敏感に振動を察知しているからと言われています。
食性は雑食性で、草・木の実・芽・昆虫・トカゲなどを好んで食べるそうです。
キジの天敵は多く、タカやワシなどの猛禽類・キツネ・イタチ・野良犬・野良猫などが天敵として挙げられています。
しかし一番の天敵は人間と言われています。
なぜなら、キジは狩猟鳥で合法で撃つことが出来るのでキジにとっては人間が一番怖いのではないでしょうか。
繁殖期は4月~7月で、繁殖期に入ったオスは顔の肉腫が赤く大きくなり縄張り意識が高まります。
この時期はオス同士で喧嘩になる事も増えてきます。
オスは繁殖期にしか出さない鳴き声で鳴いた後に、ドドドドッと音を出してメスに求愛行動をします。
メスは気に入ったオスと交尾をし、一度に少なくて2個、数ヵ月掛けて100個産むものもいます。
子供が巣立つまでの間メスは母性本能が強く働いているので、敵が来ても逃げないで立ち向かっていくそうです!
キジの平均寿命は10年とされています。
キジって飛べるの?~キジの雑学~
キジは鳥類に分類されているのに、飛んでる姿を見たことがありませんよね。
しかし、よくよく調べてみるとキジも飛ぶことが出来るんだそうです!
ただ普通の鳥のように空高く飛ぶことは出来ず、低空飛行でバタバタと頑張って飛ぶという感じです。
なので結論を言うと、低空飛行でだったら少しは飛べるです。
そんなキジのヒナは凄く足が速いようで、人間がダッシュするくらいの速さで走る事が出来るんだそうです!
飛べない変わりに足が凄く発達したんでしょうね。
ちなみに、蹴る力も結構強いようで、凶暴なキジだと人間にも飛び蹴りしてくることもあるようなので気を付けて下さいね。
キジについてのまとめ
今回はキジについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
キジの生態を詳しく知っている方は結構少ないと思いますが、調べれば調べるほど面白い生態を持っているので、もっと深く知りたい方は是非調べてみてくださいね♪
ただし、野生のキジは凶暴なものも多いので気を付けて下さい。
ライターMISAKI