日本で幅を利かせている外来種「ウシガエル」は、元々食用として輸入されたカエルです。

現在ではまずカエルを食べることはなく、食べるとしても「ゲテモノ料理」扱いですよね。

 

テレビ番組のサバイバル企画などではよく食べてるのを見かけますけど…。

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私はきちんとした料理として出されても、あまり食べる気はしないです。

なんというか、カエルに対して「食べ物」という認識が全くないんですよね。

一体どのような理由で、食用ガエルが輸入されたのでしょうか。

今回はその歴史や諸外国における食用ガエル事情など、詳しく見ていきたいと思います。

食べ物としてのカエル

栄養は?

食用ガエルのカロリー100gあたり約99キロカロリーと肉類の中でもかなりヘルシーです。

高たんぱく低脂肪。

 

栄養成分も味も鶏ささみによく似ています。

ビタミンB2・B6、鉄なども豊富に含まれており、貧血や皮膚の健康維持などに効果が期待できます。

繁殖は?

食用ガエルの代表であるウシガエルは、環境の変化にも強くかなりの繁殖力があります。

その為、人工的な養殖も比較的簡単に行うことができます。

 

日本でも養殖が簡単だということで、1918年に輸入され繁殖が行われました。

わずか24匹のウシガエルが、12年で約52万匹に増えたそうです。

驚異の繁殖力ですね。

味は?

食用ガエルの味はまさに鶏ささみそのものです。

油っぽさは全く無く、淡白なので、食感は少しパサパサ。

若干魚のような風味があり、「鶏ささみと魚の中間」という表現が一番しっくりきます。

日本における食用ガエルの歴史

実は日本でも昔から一部地域でヒキガエルなどを食用としてきた歴史があります。

しかし日本固有種のカエルは対して大きくもないため、得られる肉の量の割に調理に手間がかかります。

 

更にはカエルは人間にとって虫を食べてくれるありがたい存在であることから、日本にはカエルを食用とする文化が根付かなかったのではないかと言われています。

1918年には食用ガエルとしてウシガエルが輸入され、繁殖させる試みが始められました。

 

しかしこれも国内での流通を目的としたものではなく、主に外貨獲得や農業救済のための輸出を目的としたものです。

この時も国内でのカエルの食用はやはり定着していません。

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日本全体が裕福な傾向にあり、牛や豚を食べるのでわざわざ食用ガエルを食べない、ということらしいです。

今も昔も、多くの日本人にとっては「カエルは食用ではない」という認識が強いのでしょうね。

 

そして各地の養殖場からウシガエルが逃げ出し、または放逐され、現在では固有種を脅かす外来種として大問題となってしまっているのです。

欧米における食用ガエルの歴史

欧米、特にヨーロッパでは、日本とは違いカエルを食用とする文化が根付いています。

1970~1980年代には、主に食用とされていたヨーロッパトノサマガエルの代用として、ウシガエルなど数種類のカエルがフランスに6000万匹も輸入されたと言われています。

それだけカエルを食べるってことですよね…すごい。

 

現在でも郷土料理から高級料理まで、各地で食用ガエルが食べられています。

現在、食用ガエルを食べている国はどこ?

現在でもカエルを食用としている国は数多くあります。

フランスをはじめとするスペインやイタリアなどのヨーロッパ諸国、アメリカ、メキシコやブラジルなどの中南米。

 

インドやオーストラリア、中国、東南アジアなどでも食されています。

日本ではなじみがありませんが、食用ガエルは世界各国の食卓に欠かせない存在となっているのですね。

まとめ

日本ではゲテモノ料理扱いの食用ガエルですが、世界では広く食材として親しまれています。

カエル料理を出す高級料理店もあるくらい、人々に認められているんですね。

これから先、いつか日本でも食用ガエルが定着する日が来るのでしょうか。

(ライター名 もんぷち)

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