皆さんはアオダイショウというヘビを知っていますか?
日本でも広く生息しているので見た事がある方もいるかも知れません。
そのアオダイショウはとても臭いと言われていますが、どんな匂いなのでしょうか?
そして何故臭い匂いを出すのでしょうか?
今回はアオダイショウについて紹介していきたいと思います!
アオダイショウとはどの様なヘビなのか?生息地・生態・食性について
アオダイショウは日本全国(沖縄除く)に生息しています。
主に湿地帯や森林や雑木林で生活していますがネズミを獲物としている為、屋根裏や下水道などにも生息しています。
体長は大体1~2.5mでオスよりメスの方が大きくなるのが特徴です!
色はほとんどのものが青緑っぽい色をしています。
アオダイショウと言う名前が付けられたのもこの体の色から来てるんだそうです。
ヘビと言えば夜行性が多く日中は巣穴に潜っている事が多いのですが、アオダイショウは日中活発に活動するタイプです。
食性は肉食で、鳥類・ネズミ類・動物の卵・爬虫類を好んで食べます。
アオダイショウの天敵は、カラスやタヌキやイノシシなどです。
11月頃になると土の中に潜ったり巣穴に入り込んで冬眠の準備を始めます!
冬眠をする前にしっかり食べて体力温存して冬の間は眠って過ごします。
暖かくなってくる4月頃になると冬眠から目覚め始めて、しばらくすると繁殖期が始まります。
5月頃から6月にかけては交尾期間で、7月~8月は産卵ラッシュが始まります。
一度の産卵で10匹~20匹は産むとされています。
年に3回程の脱皮を繰り返して大人になっていきます。
平均寿命は10年程ですが、長生きすれば15年程は生きます。
とにかく臭い!アオダイショウの臭いの原因
アオダイショウが異臭を出すのは強いストレスを感じたり危険を察知して威嚇してる時だそうです。
この匂いは総排出口から出していて、敵が近づいて来たりするとそこから液体を噴射したり異臭を出して危険回避します。
その他に、仲間に危険を知らせる時なども異臭を出すそうです。
人間でも鼻を曲げるような匂いがするので、鼻が良く効く動物にとっては相当臭いでしょうね…。
一応アオダイショウは飼育許可されているヘビですが、初めのうちはこの異臭に悩まされるかも知れません。
しかしストレスを感じない環境作りをしてあげれば徐々に匂いを出さなくなってくるそうです!
結構臆病で繊細な所があるので飼育する際は大切に扱ってあげて下さいね。
毒は持っていないの?人間への害の有無
ヘビは攻撃的なイメージがありますがアオダイショウは襲ってくる事は無いので安心して下さい。
そして毒も持っていないので、もし噛まれたとしても問題ありません。
アオダイショウは家に忍び込んだネズミを捕獲してくれて家を守ってくれるので、人間の役に立ってくれる益獣です!
人間に対して悪い事は一切しないヘビなので見つけてもむやみに殺す様な事はしないであげて下さい。
ちなみに昔の人はヘビを虐めるとバチが当たると言われていたとか…。
意外と賢い生き物なので何かすると仕返しして来そうで怖いですね。
アオダイショウの臭いについてのまとめ
今回はアオダイショウについて紹介しましたが如何でしたでしょうか
アオダイショウは毒も無く攻撃してこないので安全ですが中には人間を襲って来たり、猛毒を持っているヘビもいるので気を付けて下さいね!
見分け方としては体の色が青緑っぽくて臭い匂いを出しているヘビは、ほぼ間違いなくアオダイショウと思ってもらって大丈夫です。
もし見つけても恐がらせると異臭を出して来るので遠くから静かに観察するのが良いでしょう。
ライター MISAKI