ミツバチってみつばちハッチのようにかわいいイメージがありませんか?
ミツバチのなかでも全然かわいくない、とても恐ろしいミツバチがいるんです。
凶暴すぎる「アフリカナイズドミツバチ」の恐怖をご覧下さい。
「アフリカナイズドミツバチ」とは?
アフリカナイズドミツバチは、アフリカミツバチとセイヨウミツバチの交雑種になります。
養殖の目的で持ち込まれたセイヨウミツバチが逃げ出して、偶然誕生した攻撃性の高い凶暴な蜂です。
別名の”キラービー(killer bee)”と呼ばれる事が多いです。アフリカナイズドビーとも呼ばれます。
日本では”殺人蜂”という呼び名でも呼ばれます。
南北アメリカ大陸に多く生息していて、アルゼンチンやメキシコ、ブラジルでも見られます。
アフリカナイズドミツバチはセイヨウミツバチより体が小さいと言われているので、体長は12mm以下だと思われます。
固体によって大きさも違うそうですが、女王蜂でも、15mmぐらいではないでしょうか。
翅の長さも、セイヨウミツバチより小さいと言われています。
「アフリカナイズドミツバチ」の特徴
アフリカナイズドミツバチは他の蜂と比べて、大群を作りやすいです。
蜂がお得意の集団行動ですね。
巣は空洞に作る事が多いです。
ですが、意外と繊細なアフリカナイズドミツバチは、巣を頻繁に変えるんですよ。
季節の変わり目や、餌がなくなったりすると、巣を別の場所に作って移動します。
敵が頻繁に来るようになると、巣を移動します。
巣の周りの警戒範囲が広く、防御専門の役割を持ったヤツもいるほどです。
神経質なので、トラックの振動を感じただけでも、敵と思って攻撃してきます。
アフリカナイズドミツバチは、餌のないところでは暮らしていけません。
なので、寒い地域や乾期のある地域には侵入しません。
「アフリカナイズドミツバチ」の攻撃性
アフリカナイズドミツバチの攻撃性はとても強いんです!
とにかくしつこいんです!
数時間もの間、敵を襲うことは普通です。
行動範囲が広いので、逃げれば、長距離を追跡して攻撃してきます。
しかも性格は、非常に凶暴です。
執拗につきまとう、タチの悪い悪質なストーカー。
どこまでもどこまでも追いかけてきます。
半端なく恐ろしく、とても危険です。
「アフリカナイズドミツバチ」の恐怖
アフリカナイズドミツバチに500回刺されたときの毒性は、ガラガラヘビの毒と同じパワーがあると言われています。
耐え切れないほどとても激しく痛み、高度の後遺症が残るほどです。
アメリカでは、約450kgの体重がある豚にアフリカナイズドミツバチが群がって秒殺した事例もあります。
今までにアメリカでは死者1000人以上とも言われていて、とても恐ろしい殺人蜂です。
「アフリカナイズドミツバチ」のプロポリス
アフリカナイズドミツバチは生命力が強いので、プロポリスを集める為に、中央アメリカなどで養蜂に使われています。
アフリカナイズドミツバチのプロポリスは、すごく強力な抗菌力を持っているんです。
美容やアンチエイジングなどの健康に優れた効果があります。
良質なアフリカナイズドミツバチの集めたプロポリスは人気があります。
特にブラジル産のプロポリスは最高級品です。
「アフリカナイズドミツバチ」はとても危険!
最近のアフリカナイズドミツバチは、攻撃性が弱まりつつあると言われていますが、危険であることには間違いありません。
攻撃性も高く、とてもしつこいので、旅行に行った際はご注意ください。
日本で見かけることはないかもしれませんが、蜂の被害は日本でも年々増えています。
アフリカナイズドミツバチだけではなく、蜂には十分に注意しましょう。
(ライター 雲呑)