美味しそうな名前の虫、カツオブシムシ。
その名前は風貌から付けられている想像します。この美味しそうな名前のカツオブシムシ、日本に生息している代表的な種類だけでもおよそ20種類ほどいます。
そして、私たちの家にも潜んでいる可能性があるんです。
カツオブシムシの生態
カツオブシムシの中でも家屋に入ってきて衣服などを食べている代表的な種類はヒメマルカツオブシムシです。
彼らは白い0.6mmほどの卵を産みます。
羽化や脱皮は温度によるようで、常に温かい部屋では10日ほどで幼虫になります。
幼虫の気管も300~600日ほどと差があります。これも温度によって次の段階へと成長していくようです。
カツオブシムシは半年や一年の断食は平気です。
しっかりと身を潜めて最低限の生命活動を送っていれば餌が無くても大丈夫なんです。
幼虫時代を6~8齢で過ごし、その後蛹になります。
一週間ほど蛹でいた後に成虫になるのですが、成虫になった後も蛹殻にとどまって出てきません。
その後、やっと蛹の殻を脱出して2mmほどの成虫が出てきます。外に出てからは10日ほどで交尾をし、次の世代を残していくというわけです。
カツオブシムシのエサは乾物などの粉や昆虫や小動物の死骸、また化繊なども好んで食べます。
キク科の植物の密なども吸って暮らす時期もあります。
カツオブシムシの被害
カツオブシムシのエサは先述したように煮干しやカツオブシ、麺類などの粉や穀類の粉ですから、台所の片隅にいても不思議ではありません。
そして、それだけではなく毛糸類や絹などの繊維も食べますから、洋服ダンスや収納箱の中などにも潜んでいる可能性があるんです。
衣替えでお気に入りの洋服を出したら、虫に食われちゃった~~~なんて時の犯人はカツオブシムシかもしれません!!
大事なセーターや高級なカシミアのカーティがんなんてものほど奴らは好んでかじったりしているものなんです!!
カツオブシムシの予防
カツオブシムシの被害にあわないためにはまずは予防が大切です。
台どころでは定期的に乾物屋麺類などを中心に保存容器を綺麗にしておくようにしましょう。
成虫の直径は2mmほどですからどこからでも入ってきちゃいます。
ベランダに干した洗濯物と一緒に取り込んでしまったり、外でめいいっぱい遊んできた子供達の衣服についていたり・・・。
侵入を完全に防ぐのは無理なので、家の中に入ってきてしまったカツオブシムシが生き残れないように、エサになるものをなるべく置いておかないことが最大の予防です。
台所は食べ物を扱う所なのでとにかく清潔に保っておくこと。
そしてタンスや収納ケースの中にしまう衣類はとにかく清潔な状態で収納を心掛けましょう。
食べかすなどが付いたまましまうのは言語道断ですよ~。
収納ケースにはナフタレンなどの防虫剤を一緒にいれたり、天然素材由来の忌避剤を衣類にしゅっしゅっとしてからしまうのも予防になります。
新品価格 |
カツオブシムシの駆除
大量に発生しているのを発見したときは・・・・一つは燻煙剤を炊く方法がありますが、これは決して万能な方法ではありません。
カツオブシムシは衣装ケースやタンスなどの隅の方にいますから、燻煙剤を炊いたとしてもそこまでしっかりと影響が行くのは難しいからです。
気やすめ!?とまではいきませんが、それほどの効果は期待できないかもしれません。
じゃあどうしたら・・・・?見つけたカツオブシムシはとにかく処分です。
粘着テープなどでとってしまいましょう。そしてすぐさま彼らが生き残っていける原因となるものを処分。
また、熱を与えるのも効果的な方法です。
スチームクリーナーなどで熱を加える対処方法をお勧めします。
【第2類医薬品】バルサンプロEXノンスモーク霧タイプ12~20畳用 93g×2 新品価格 |
(ライター ナオ)