皆さんはアタマジラミに悩まされたことはありますか?
大人になってからはアタマジラミに悩まされる事はあまり無いかと思いますが…
幼稚園や保育園や小学校などの集団生活する場では感染する確率が高いとされています。
どれだけ気を付けていてもいつの間にかアタマジラミが発生していたりと、とても厄介な虫です。
今回はそんなアタマジラミの生態や特徴、そしてどういう経緯で移るのかを紹介していきたいと思います。
アタマジラミってどんな生き物なの?~生態と特徴について~
まず人間に寄生するシラミには、「アタマジラミ」「ケジラミ」「コロモジラミ」の3種類が存在すると言われています。
その中でも、主に子供の頭に集団で発生すると言われているのがアタマジラミです。
頭皮から吸血して耐えられない程の痒みや湿疹を引き起こします。
セメントのような硬い物質で髪の毛に卵を固着させながら産み付けていきます。
卵が産み付けられる場所は、側頭部や後頭部や耳の後ろなどが多いようです。
卵の形体は、灰白色の楕円形で一瞬フケのようにも見えます。
一見手で簡単に取れそうな感じがしますが、しっかり髪の毛に固着しているので手で取る事は出来ません。
ちなみにアタマジラミを含めて人間に寄生するシラミは他の動物に寄生する事はありません。
逆に動物に寄生するシラミは人間に寄生する事はありません。
また、人間の頭皮から血を吸って生きているため、人間から離れてしまうと吸血出来ないので2日~3日で死んでしまいます。
アタマジラミは運動能力や生命力も低く、飛ぶ事もできないので人間の頭皮以外の場所では生きることが出来ないのです。
そもそも日本でアタマジラミが流行していたのは第二次世界大戦よりもっと前からでした。
ですが、戦後に有機塩素系の殺虫剤DOTの大量散布によって一時期は絶滅しました。
しかし、その後DOTの製造が中止になり、さらに海外との交流も盛んになったことからアタマジラミがまたもや日本に持ち込まれ発生する事になりました。
それからも、アタマジラミ駆除の為の殺虫剤が開発され減少したと思われたのですが、また増加したりと、中々アタマジラミを根本的に駆除する事は難しいようです。
アタマジラミはどこからやってくるの?~アタマジラミの雑学~
アタマジラミに感染して最初に思うのが、一体どこでうつったのかだと思います。
アタマジラミが感染しやすいのは、主に髪の毛の接触が原因とされています。
特に子供同士だと頭が触れ合う事もあるので、そういったところから感染します。
感染率が最も高いとされているのは、幼稚園・保育園・小学校などの集団生活する場所です。
その他にも、塾・スイミングスクール・タオル・ブラシなども挙げられています。
感染した後に怖いのは、子供が家に持ち帰って家族にうつり感染規模が拡大する事です。
もし家族の誰かがアタマジラミに感染した場合は、下着やシーツや枕カバーなどを60℃以上のお湯に5分程つけておけば幼虫・成虫・卵は死滅します。
そして学校などでアタマジラミが流行した時は、子供の頭を念入りにチェックし、頭が痒いなどの症状を訴える場合は直ぐに病院に行きましょう。
一つ注意しておきたいのが、アタマジラミは不潔にしているからうつるワケではありません。
どれだけ清潔にしていても感染する時はするので、アタマジラミに感染してしまっても不安になる事はありませんよ☆
アタマジラミについてのまとめ
今回はアタマジラミについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
お子さんがいるご家庭の方は、学校などでアタマジラミに感染した人が出た場合、こまめに頭皮をチェックしてあげて下さいね。
ライターMISAKI