じめじめした梅雨の時期が近づいて来ると姿を現し始めるナメクジ。

ナメクジは独特な見た目をしているので好き嫌いが大きく分かれる生き物では無いでしょうか?

 

さて、そんなナメクジは毒性があると言われる事もありますが実際の所はどうなんでしょう。

一見無害に見えますが、人間に害はあるのでしょうか。

今回はナメクジの生態や特徴、そして人間に害はあるのか無いのかについて紹介していきたいと思います☆

ナメクジってどんな生き物?~生態と特徴について~

ナメクジの生態は、陸に生息する巻貝のうち殻が退化しているものを指します。

生息地は、東アフリカ・マダガスカル・インド・スリランカ・オーストラリア・ハワイなど世界中に広く分布していて、国内では沖縄および熱帯地方に多く生息しています。

生活環境は、人家周辺・草地・農地など様々な場所に姿を現します。

平均体長は約6㎝くらいですが、南アフリカなどでは20㎝を超えるものも発見されています。

 

体の特徴としましては、体の色は淡褐色またはネズミ色をしていて背上縦に黒い褐色帯があります。

腹面は平べったく黄白色で、体の表面には網目状の皺があり粘液で湿っているのが特徴です。

 

頭の先には大小2対の触角を持っていて、その大触角の先には目が付いていますがほとんど見えていなく、明るさの判別くらいしか出来ないそうです。

ナメクジはこの触角を用いて嗅覚を頼りに移動したり、身の危険を察知したりしているそうです。

 

触角の間には口がありヤスリのような歯が並んでいます。

そして呼吸孔という孔で空気の入れ替えをしており、さらに脳も存在していて多少の学習能力もありナメクジの記憶力は3週間程持つそうです。

 

ナメクジは体中を粘液で保護していて繊細な体なので、移動する時は粘液を出してその上を歩くようになっています。

なので、園芸をしている方などには嫌われている存在なんだそうです…。

 

食性は雑食性で、花・新芽・落ち葉・昆虫などを食べて生活しています。

でも餌が取れない時には共食いをする事もあります。

ナメクジの平均寿命は短くて1年、長くて2~3年は生きるとされています。

ナメクジは毒を持っているのか?~ナメクジの雑学~

ナメクジは植物に繁殖するだけでなく、家の中で繁殖する事もあります。

そんなとき触っても大丈夫なのか悩む所ですよね…。

結論から言うと、ナメクジには毒性はありません。

「毒性が無いなら触っても大丈夫なんだ♪」と思った方ちょっと待ってください!

 

ナメクジには毒性はありませんが、寄生虫が沢山居るんです。

ナメクジに寄生しているもので危険なのが「広東住血線虫」という寄生虫です。

ナメクジの寄生虫について

この寄生虫がもし人間の体内に入り込むと、髄膜炎などの症状を引き起こすみたいです。

もしナメクジに触れてしまった際は、必ず手洗い消毒を行うように気を付けましょう。

 

そんなナメクジをカナダやアラスカでは食用にしているようです。

そのお味は中々美味しい様で人気の食材だそうです☆

 

ナメクジを食べる事に興味がある方に一つだけ注意しておきたいのは、寄生虫がいる恐れがあるので、食べる時は必ず沸騰した湯で一度加熱してから召し上がるようにしてくださいね!

 

ナメクジは危険と言うイメージを持つ方は少ないと思いますが、その生き物自体は害が無くても寄生している虫が危険な場合もあるので気を付けましょうね。

ちなみに、カエルなどにも寄生虫が付いている事があり触ってしまった場合は手洗い消毒は必須のようです。

ナメクジについてのまとめ

今回はナメクジについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

毎年梅雨の時期になるとナメクジに悩まされている方は、くれぐれも直接触れないように気を付けて下さいね。

ライターMISAKI

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