ナメクジが卵を有無と言うのは本当でしょうか?
小さい頃に塩をかけて遊んだ経験がある人も多い!?ナメクジ。
結構身近な存在でありながら、実は知らないことが沢山あるという生き物の1つでもあります。
今回はそんなナメクジについてのお話です。
ナメクジは交尾をするのか?
ナメクジの繁殖期は冬から春で、、カタツムリと同じ雌雄同体で、お互いの生殖孔にペニスを入れ、精子を交換するような形で行われます。
単独で産卵することが可能ですが、ナメクジ同士で出会うと交尾をします。
その交尾はカタツムリと比較するとかなり激しいものです。
ジャマになる殻がない分、その身体を何重にも絡ませたり、刺激するために相手と咬み合うこともあります。
ユーチューブなどでもその様子がアップされていますが、お互い絡み合って交尾している様子はどこか神秘的でもあります。
また交尾は長時間におよび、その解消が困難な場合には相手の生殖器を切り落とすようなこともあるようです。
ただし切り落とされても、容易に回復するようです。
ナメクジの卵
ナメクジの生殖器はちょっと変わっていて、右側の側頭部にあり、卵もその生殖器から産卵します。
ビーズのような半透明の消臭ビーズのような卵を1回の産卵で20~60個うみ、一生の間に200個ほどの卵を産むと言われています。
卵は1か月ほどで孵化して小さなナメクジになります。
孵化した子はカタツムリのように、ほぼ成体と同じ形をしています。
産卵時期は不定期ですが、夏や冬は避け、秋頃が最も多いと言われています。
ナメクジに関するエトセトラ
南アメリカには20㎝を超える巨大な黄色いナメクジが生息していて、その名もバナナスラッグというそうです。
塩をかけると20㎝を超えるナメクジは一体どれくらいの大きさになってしまうのかちょっと興味があります。
ナメクジの体の9割以上が水分と言われていますから、単純に計算すると2㎝ほどに縮んでしまうということなのでしょうかね?
ちなみに、この塩は砂糖でも重曹でも同じようになるそうで、要は浸透圧の作用なわけで、水をかけるともとに戻る場合もあるのだそうですよ。
農業の分野では農作物を食い荒らす厄介な存在のナメクジ。
退治するのにはナメクジ駆除剤利用すればよいのですが、それ以外にも意外な駆除方法があるので、ご紹介します。
実はナメクジはビールが大好き。
ビールの飲み残しを小さな容器に入れておくと、そこに誘引され、ビールで溺死することも多いのです。
でも、油断してはいけません。
中にはお酒に強い個体もいて、飲み逃げされることもあるのだとか!!
そんなことが起きないように、ビールの中には駆除剤や塩を入れておくと良いようです。
ナメクジはビール酵母と麦芽の香りが好きなのだそうですが、詳しいことはわかっていないのだそう。
ビール大国のドイツでは一般的な駆除方法なのだとか。
(ライター ナオ)