梅雨のジメジメした時期に現れる「ナメクジ」

ニュルニュルとした感じが気持ち悪いですが、ナメクジは農作物を食べてしまうので、農作物に被害を与えます。

 

そんなナメクジに農薬は効くのでしょうか?

ナメクジに効く農薬について、詳しく紹介していきたいと思います。

ナメクジとは?

日本でよく見ているナメクジは「フタスジナメクジ」と「チャコウラナメクジ」です。

フタスジナメクジは日本の在来種ですが、チャコウラナメクジは外来種です。

ナメクジの体は分厚くて、短い触角があります。

成虫の平均体長は5~6センチです。

体は粘液に覆われています。

 

ナメクジは乾燥に弱いので、昼間はジメジメしているところに隠れています。

夜行性なので、夜になると活動を始めますが、昼間に見かけることもあります。

 

ナメクジは雌雄同体です。

ナメクジが2匹いると産卵できます。

2~3ミリの半透明の卵を、土の中や植木鉢の底に産み付けます。

民家や農地など色々なところに生息しています。

ナメクジは農作物や園芸植物が餌なので、その周りで見かけることが多いです。

 

若い葉っぱや花弁、新芽などが大好きです。

ナメクジは農作物や園芸植物を食べるので、害虫とされています。

ナメクジに食べられると、花に穴が開いたり、葉っぱに穴が開いたり、作物に穴があいたりします。

 

植物の見かけも悪くなり、作物の成長が止まったりします。

バラ、紫陽花、蘭、レタス、白菜、いちごなどに被害が多いです。

ナメクジに農薬が効くの?

ナメクジに農薬は効きます!

農家さんなどは農薬を使ってナメクジ対策をしています。

ナメクジに効く農薬はたくさんの種類が発売されていますよ。

ナメクジ駆除におすすめの農薬「ランネート」

「ランネート®45DF」

発売されてから40年以上、農作物や植物の生産者産さんがよく使用している農薬です。

 

ナメクジだけではなく、ヨトウムシなどのチョウ目やアブラムシ、ネダニなどの害虫によく効きます。

卵から成虫まで幅広く効果があります。

 

ランネートを使用したら、防除効果と食毒効果がすぐに現れ、1~2日で害虫がいなくなります。

浸透性も優れていて、葉の表だけではなく、裏にもすぐに広がります。

紙コップなどに米ぬか(大さじ1)とランネート少量を水に溶いたものを入れて、ナメクジが出る植物の近くに置いておくだけで、たくさんのナメクジが捕まえられますよ。

ナメクジ駆除におすすめの農薬「スラゴ」

「スラゴ」

ナメクジやカタツムリにとても効果のある農薬です。

 

食品添加物に指定されている燐酸第二鉄を成分としています。

農作物を収穫する直前まで使うことができます。

スラゴは高い耐雨性があるので、雨が降っても効果があります。

 

スラゴを食したナメクジは、胃の壁が溶けていき、食物を食べられなくなってどんどん弱っていき、数日で死亡します。

ナメクジは自分の棲みかに戻って死を迎えるので、死骸が目に付くことはありません。

ナメクジやカタツムリの被害がある全ての農作物に使用できます。

 

特別栽培農産物でも、使用回数が数えられることのない農薬です。

スラゴは犬や猫などにも安心です。

 

スラゴは畑の土に均一にパラパラと撒きましょう。

農作物や植物の上に粒が残らないように撒きましょう。

ナメクジに農薬が効くのかどうかについて まとめ

ナメクジに農薬が効くのかどうかについて詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ナメクジには農薬が効きます。

 

ナメクジを退治するのにおすすめの農薬は「ランネート」と「スラゴ」です。

どちらも農家さんが使用しているので、効果がありますよ。

ナメクジに困っている方は、是非使ってみてください。

(ライター 雲呑)