皆さんが想像するミミズと言えば、小さくて細長いものだと思いますが

世界や日本には巨大ミミズと言われる種類が存在する事を知っていましたか?

もはやその姿はミミズとは思えないほど巨大なミミズがいるんです!

今回は巨大ミミズの生態と特徴、そして種類などについて詳しく紹介していきたいと思います。

日本に生息する巨大ミミズ!シーボルトミミズの生態と特徴

日本に生息している日本固有の巨大ミミズと言えばシーボルトミミズです!

シーボルトミミズの生態は、環形動物門貧毛綱フトミミズ科に属する大形の陸生ミミズです。

 

シーボルトミミズの名前の由来は、江戸時代に日本にやってきて採取し標本を持ち帰ったフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの名にちなんでこの名が付けられたようです。

別名「カンタローミミズ」とも言われているようです。

 

生息地は主に西の太平洋側に広く分布しており、四国や九州などでは良くみられるそうです。

体長は約20㎝~30㎝が平均と言われていますが、中には40㎝を超えるものも見つかっています。

40㎝のミミズ…あのにょろにょろと動く巨大なミミズを想像しただけで少し気味悪いですね。

 

通常のミミズは茶色やピンク色っぽい色をしているものが多いのですが、シーボルトミミズは濃い紺色のような色をしていて光が当たると光沢感が出て緑色または紫色のようにも見えます。

 

大きさといい、そのデカさといい、初めて見た方はミミズだと認識できないかも知れませんね。

シーボルトミミズの体の特徴としましては、体の表面はスベスベしていて手足は生えていません。シーボルトミミズは毒を持っていて天敵に襲われそうになったり何か刺激を受けると毒を含む液体を噴射する特徴があります。

 

この毒がもし人間の目に入ると失明するとも言われているくらい結構強い毒みたいです。

ちなみに鳥などの天敵がシーボルトミミズを襲って食べると天敵が毒にやられて死んでしまうんだそうです。

そして再生能力がかなり強く、体がちぎれてもそれぞれが再生して一つの個体になります。

 

この現象を「分裂繁殖型」と言います。

基本的に人間に攻撃してくることは無いのですが、子持ちの親は気性が荒くなっている事があり

子供を守るために人間に襲い掛かってくる場合もあるようです。

 

見かけてもあまり刺激しないように遠くから見ているだけの方が良いかも知れませんね。

シーボルトミミズの平均寿命は2年とされています。

日本だけじゃない!海外の巨大ミミズ!~巨大ミミズの雑学~

日本に生息する巨大ミミズも中々の迫力がありますが、海外に生息する巨大ミミズはさらに迫力があります。

例えばオーストラリアに生息する「メガスコリデス・アウストラリス」世界最大のミミズと言われていて、体長約3mもある巨大ミミズです!

 

ほとんど地上に上がってくる事が無く地中で生活しているため、その生態は詳しく分かっていないようです。

ただ写真で見てもらえると分かると思いますが、かなりデカいです。

次にまたオーストラリアに生息するものになりますが、「ギプスランドと言われるミミズも迫力があります。

 

平均体長は約1mで重さは200g、さらに大きなものとなると2mを超えてくるものもいます。

なんといっても凄いのがその太さで2㎝くらいの太さがあるんです。

 

ギプスランドも普段は地上に上がってくることが無く地中で生活しています。

オーストラリア恐るべしです…。

巨大ミミズについてのまとめ

今回は巨大ミミズについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

もうここまで巨大になってくるとミミズ以外の生き物に見えてきますね。

他にももっと調べれば巨大ミミズ情報が出てくるかもしれないので興味がある方は是非調べてみて下さいね。

ライターMISAKI

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