皆さんはミミズの生態についてどれ程ご存知でしょうか?
そしてイトミミズというミミズを見たことがありますか?
釣り好きの方や熱帯魚などを飼育している方は餌に使ったりして知っている方も多いと思います。
今回はミミズの生態や特徴、そして水中で生きられるのか?イトミミズとの違いは何なのか?など詳しく紹介していきたいと思います!
ミミズとイトミミズの違いとは?~生態と特徴について~
現在世界に約1800種、日本だけでも200種類以上も生息しているミミズ。
この記事では普通のミミズとイトミミズに絞って書いていきます!
ミミズとイトミミズの違いを簡単に分かりやすいように別々に分けて生態・特徴を紹介したいと思います。
【ミミズ】
ミミズの生態は、環形動物門貧毛綱に属する動物です。
生息地はヨーロッパから広がり、現在では北アメリカおよび西アジアなどに広く分布しています。
平均体長は大体10㎝~20㎝のものがほとんどですが、種類によっては非常に大きいものも存在していて南アフリカに生息する「ミクロカエトゥス・ラピ」という種類は体長6.7m、太さ7.5㎝、体重30㎏もの大型ミミズも存在します。
ミミズの体の特徴としましては、体の表面には小さな剛毛がありザラザラした感触で、100~150の体節が連なっていて細長くひも状の形をしています。
ミミズには手足はありませんが、体の表面に生えている剛毛を使って移動したり穴を掘ったりする事が出来ます。
日中は穴の中に潜っている事が多く、夜になると餌を求めて活発に活動し始めます。
餌にしているものは、土に含まれる葉や根などの有機物です。
ミミズの排泄物は養分を地中から地表へ循環させる効果があったり、ミミズが土に穴を開けてくれるお陰で土中の通気が良くなったりと意外と役に立つ益虫なんだとか。
【イトミミズ】
イトミミズの生態は、環形動物門貧毛綱イトミミズ科に属するミミズの一種です。
生息地は世界各地に広く分布していて、通常水中で生活していますが、乾燥にも強いので水が無くなると塊になって身を守るそうです。
平均体長は、8㎝~10㎝程ですが稀にこれ以上の大きさのものも存在するようです。
イトミミズの体の特徴としましては、普通のミミズより細長く体色は淡紅色で背面には長い剛毛が生えています。
主に下水溝の泥の中やドブ川など水のある環境にいる事が多いです。
イトミミズの餌は米ぬかなどを好んで食べているようです。
基本的に餌にされる側だからなのか…食性については詳しい事が分かっていません。
ざっと書きましたが普通のミミズとイトミミズの違いが少しお分かり頂けたかと思います。
ミミズは水中で生きられるのか?~ミミズの雑学~
上記の生態の違いを見ても分かるかと思いますが、イトミミズなどは水中でも生活が出来て水が無くても塊になる事によって生きる事が出来ます。
しかし、普通のミミズは普段から地中や地表で生活しているので水の中に放り込まれると溺れて死んでしまいます。
なので結論としましては、ミミズは種類によっては水の中で生きれるものもいますが、そうでないものもいるという事です。
ミミズについてのまとめ
今回はミミズとイトミミズについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
ミミズの生態は単純なように思えて意外と奥深く、ミステリアスな部分もある不思議な生き物です。
もっとミミズについて詳しく知りたいという方は、図鑑や写真・動画などの資料を参考に観察してみると良いですよ!
世界には見たこともないような巨大なミミズもいるので興味がある方は是非調べてみて下さい。
ライターMISAKI