梅雨が終わって、夏本番!
川遊びやキャンプなど、野外で楽しめるレジャーが盛りだくさん。
夏の野外のレジャーで気になるのは、虫ではないでしょうか。
虫のなかでもやっかいな蚊やブヨ。
蚊は痒くなるだけですが、「ブヨ」に刺されると、刺されたところが赤く腫れて、身体に異変を起こすこともあります。
ブヨに刺されて発熱した場合は病院に行った方がいいのでしょうか?
気になるブヨについて調べてみましょう。
ブヨとは?
「ブヨ(ブユ、ブト)」とは、ハエ目カ亜目ブユ科の昆虫です。
日本では全国に約60種のブヨが生息しています。
ブヨの体長は3~5ミリの大きさで、イエバエより小さいです。
黒く丸い形をしていて、透明な翅を持っています。
ブヨはメスのみが吸血します。
血を吸う時は蚊と違って、皮膚を噛み切ります。
その噛み切った皮膚から血を吸い、毒素のある唾液を注入します。
血を吸っている時間は1~2分です。
ブヨに刺された時の症状
ブヨに刺されると、数時間後に痒みがでできます。
刺されたところは赤く腫れます。
蚊に刺された場合の2~3倍の腫れです。
その他、ブヨに刺されたときに頭痛や発熱を起こすことがあります。
リンパの炎症を起こしたり、ブヨの毒でアナフィラキシーショックを起こして呼吸困難になったりすることもあります。
30箇所以上ブヨに刺されたときは、命が危ないそうです。
ブヨに刺されて発熱したら病院へ行くべき?
ブヨに刺されて発熱したら病院へ行くべきなのでしょうか?
答えは「YES」です。
虫に刺されて発熱するということは重症だということになります。
ブヨに刺されて発熱したら、病院へ行きましょう。
病院は「皮膚科」を受診します。
また、刺されたところを掻いてしまって皮膚がただれてしまった場合や、頭痛が起こった時も病院を受診しましょう。
ブヨに刺されないために
ブヨに刺されると腫れたり、発熱したりと、身体が大変なので、やはりブヨに刺されないことが一番です。
ここでは、ブヨに刺されないための対策を紹介します。
まず、ブヨが活発に活動するのは3~9月の暖かい時期です。
キャンプや登山などに行く時は、その時期を避けることをおすすめします。
ブヨは川があるところでしか生活できません。
これはブヨの幼虫が渓流で生活しているためです。
なので、川などがあるキャンプ場などによく現れるのです。
そしてブヨは、黒や紺など、暗い色の洋服に寄って来ます。
ブヨの居そうな場所に行くときは、暗い色の洋服は避けて、明るい色の洋服を選びましょう。
オレンジや黄色の色の洋服には寄ってきませんよ。
ブヨに一番効くと言われているのは「ハッカスプレー」です。
このハッカスプレーを腕や足など、肌に塗りましょう。
ハッカスプレーを塗っておくと、ブヨは寄ってきません。
びっくりするぐらい効果がありますよ。
このハッカスプレーは自分で作ることができます。
ハッカスプレーの作り方
材料:ハッカ油、消毒用エタノール、精製水、スプレーボトル、スポイト
ハッカ油20~50滴、エタノール10ml、水90mlをスプレーボトルに入れて降り振りしたら完成です。
ブヨに刺されて発熱したら病院へ行くべきなのか?まとめ
ブヨに刺されて発熱したら、病院へ行かなければなりません!
病院では「皮膚科」を受診しましょう。
熱だけではなく、頭痛がする場合も病院へ行きましょう。
発熱している時は、お風呂に入ることは避けたほうがよいですよ。
手遅れになる前に、異変に気づいたらすぐ行動しましょう。
そもそも、ブヨが出そうな場所に行く場合は、ブヨに刺されないように対策をすることが必要です。