家の中の害虫を捕獲してくれる事から益虫と知られているアシダカグモ。
でもあの姿を苦手とする方は多いですよね,,,私もその一人です。
子供の頃「アシダカグモは悪い虫をやっつけてくれるから殺さずに放って置きなさい」と言われていましたが、放って置けないくらいのインパクトがありますよね!
さて今回はアシダカグモの生態や寿命や雑学などを書いていきたいと思います。
アシダカグモってどんな虫?~生態と寿命について~
アシダカグモの名前の由来は足が長いと言う所から来ているみたいです。
他にも害虫を駆除してくれる事から最強の蜘蛛と言う事で軍曹などとも言われています。
生息地は国内だと主に福島県以南の本州・四国・九州地方などです。
他にも全世界の熱帯・亜熱帯・温帯地域に生息しています。
元々日本には生息していなかったみたいで江戸時代に日本に運ばれてきたようです。
平均体長はオスで10mm~25mm、メスは20mm~30mmです。
アシダカグモは夜行性で明るいうちは薄暗い場所に隠れてじっとしている事が多いです。
そして基本的に蜘蛛は網を張って獲物が網に掛かるのを待ちますが、アシダカグモは徘徊性で網を張らずに動き回って自ら獲物を捕獲しにいく習性を持っています。
アシダカグモが獲物にするのは、ゴキブリは勿論のことコオロギ・ハエ・バッタなど昆虫類はほとんどと言って良いほど好き嫌いなく食べます。
ただ新鮮な生きた獲物が好物なようで、死んでる昆虫はあまり食べないそうです。
中にはネズミやヤモリなどを食べるものもいるみたいですよ!
繁殖期は5月頃から始まり6月は産卵ラッシュです!
繁殖の時期になるとオスとメスが重なって交尾している姿をよく目撃するようになるのですが、アシダカグモは一匹だけでもかなりの迫力があるのに二匹重なっているとそれはもう…気持ち悪いです。
メスは卵が孵化するまで卵のうと言う白い袋で卵を包んで腹に抱えて歩きます。
孵化するまでの期間は一ヵ月程掛かるのですが、メスはその間食事を一切取りません。
ただひたすら卵を守り続けるのです。
ちなみにこの卵のうを上手く作れずに失敗する場合もあって、その時は卵を親が食べてしまうか食べないにしても上手く孵化しなかったりするみたいです。
アシダカグモが一度に産卵する卵の平均数は100~200個です。
寿命はオスが3~5年、メスが5~7年とオスの方が寿命は短い様です。
オスとメスの見分け方!~アシダカグモの雑学~
実はアシダカグモはよく見ると小さい頃からオスとメスの違いがハッキリしているんです!
まずオスの方は体の色が明るい灰色をしていて体の中心に黒いハートマークのようなものがあります。
そしてメスはオスに比べて体格ががっしりとしていて体の色も暗い灰色なのが特徴です。
中々じっくり観察するのは抵抗があるかも知れませんが、もし家などで遭遇した場合は見てみて下さい!
上記にも書きましたがアシダカグモは害虫駆除をしてくれるので放って置いても大丈夫ですし、人間に向かって攻撃してくる事も無いんですが、こちらから触りに行ったりすると稀に警戒して噛んでくる事もあるみたいなので気を付けて下さい。
毒は持っていないのですが噛まれると結構痛いんだそうです。
あと卵のうを持っているアシダカグモはそっと家から追い出して置いた方が良いかもしれません。
家の中で卵を産まれると大変な事になるので…。
アシダカグモについてのまとめ
今回はアシダカグモについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
寿命が短そうで意外と長いのには驚きました。
そして一度に産む卵の数の多さ!…孵化する瞬間は見たくないですね。
ライターMISAKI