毒を持つクモとして知られているタランチュラ。

名前の由来はイタリアの都市である「タラント」と言う所から来ています。

 

タランチュラが危険なのはほとんどの方が知っていると思いますが、生態や寿命となってくると良く知らない方も多いのではないでしょうか?

今回はそんな方の為にタランチュラについて詳しくまとめて行きたいと思います!

殺人グモと恐れられるタランチュラの生態と寿命

野生のタランチュラは日本には生息していませんが、日本以外のアジア・アメリカ大陸・アフリカなど、主に熱帯や亜熱帯や乾燥地帯に生息しています。

数百種類のタランチュラが存在していて、生活環境によって生態や特徴に多少の違いはある様です。

平均的体長は足の長さも含めるとメスが27mm、オスが19mmとオスの方が小柄なのがオスとメスを見分ける時の特徴です。

彼らは夜行性なので日中は巣穴や土の中に隠れている事が多く、夜になると獲物を求めて活発に行動し始めます。

 

食性は肉食性で、昆虫類や小型の哺乳類や両生類を好んで食べます。

タランチュラは意外と賢くて素早いネズミや昆虫を捕まえる時は、土の中や巣穴に身を潜めて近づいて来た時を狙って捕まえます。

 

ちなみにタランチュラの天敵は世界最大と言われている「オオベッコウバチ」です。

さて、タランチュラのは人間を死に至らせる程の強い毒性を持っていると言われていますが、実際はそこまで強く無いというのを知っていましたか?

 

確かに毒を持っているのは事実なので安全とは言い切れませんが、もし噛まれた場合起きる症状は皮膚に炎症を起こす程度のようです。

分かりやすく言うとハチが持つ毒よりかなり弱いんだそうです!

 

ただタランチュラは鋭い牙を持っているので噛まれるとかなり痛いようなので注意は必要ですね…。

寿命は種類によって多少の差は出てきますが、オスは3年~10年・メスは15年~20年と結構長生きするので、ペットとして長く付き合って育てて行きたい方にはお勧めです。

タランティズムとは?~タランチュラの雑学~

上記にも書きましたが、タランチュラの毒は殺人レベルだと思われている方もいて

特に16世紀~17世紀にかけてヨーロッパでは伝説になる程危険なクモだと言われていました。

 

その伝説によるとタランチュラに噛まれると「タランティズム」と言う病気になり死に至ると信じられていたんだそうです。

死に至らない為には決められた踊りをする儀式みたいなものもあったんだとか…。

 

勿論そんな病気は存在しませんし死ぬことはありません。

でも見た目は毛に覆われていて、そこそこ大きさもあり実際毒も持っているので恐怖の対象になるのは分からなくも無いですね。

 

今でも野生のタランチュラが生息する国では危険生物として認識されているみたいですね。

余談ですが一般的によく見るタランチュラの種類は「メキシカン・レッドニー」です。

 

実物は見たことが無くてもテレビなどで見た事がある方も多いのでは?

そしてタランチュラの中でも一番大きいのが「ゴライアス・バードイーター」と言う種類です。

 

最大で30㎝を超えるものが発見されているみたいです。

ゴライアス・バードイーターは鳥を食べる事からこの名前を付けられたみたいですが、食べません。

 

他にも数多くの種類がいるので、もし興味がある方は見てみて下さいね。

毒々しい柄のタランチュラもいますが、綺麗な柄を持つものもいるので見ているだけでも楽しいですよ。

タランチュラについてのまとめ

今回はタランチュラについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

タランチュラについて深く調べて行くと、タランティズム伝説のように面白い話も沢山あるので皆さんも良かったら調べてみて下さいね。

ライターMISAKI