ジメジメとした梅雨の季節になると見かける「ナメクジ」

ニュルっとしていて少し気持ち悪いですよね。

 

そんなナメクジには害があるのでしょうか?

スポンサーリンク

ナメクジの生態とナメクジの害について、詳しく調査していきたいと思います。

ナメクジとは?

「ナメクジ(蛞蝓)」とは、陸に生息する巻貝のなかで、殻のないもののことです。

ナメクジは、北海道から沖縄まで日本全国に生息しています。

現在日本でよく見られるナメクジは、「フタスジナメクジ」と「チャコウラナメクジ」です。

フタスジナメクジは日本の在来種です。

 

体長が6~7センチぐらいの大型で、体の色は灰色です。

チャコウラナメクジは元々外来種です。

体長が5センチぐらいで、体の色は茶色です。

ナメクジに害はあるの?

日本で見られるナメクジ自体には毒がなく、病原性細菌やウイルスなども持っていません。

ですが、「広東住血線虫」という虫がナメクジに寄生します。

この広東住血線虫がとても危険なのです。

広東住血線虫とは?

広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)は、東南アジアからオセアニアにかけて広く分布しています。

日本では、南西諸島や琉球諸島に多く分布しています。

 

広東住血線虫は血液中に生息して成長します。

まず、広東住血線虫の幼虫がネズミに寄生して成長します。

 

ネズミの肺動脈の中で糸状の成虫になります。

この成虫の大きさは体長22~23ミリです。

 

成虫は産卵し、孵化した幼虫はネズミの糞と共に排泄されます。

この排泄された糞には広東住血線虫の幼虫が混じっていて、その糞をナメクジが食べます。

 

ネズミの糞を食べたナメクジは広東住血線虫の新しい寄生先となります。

広東住血線虫はカタツムリにも寄生します。

広東住血線虫が人間に寄生した場合は成虫になることができません。

 

ですが広東住血線虫の幼虫は、人間の中枢神経から脊髄や脳の血管、髄液の中に寄生します。

スポンサーリンク

そして広東住血線虫症を発症させます。

 

広東住血線虫症は、感染してから約2週間潜伏期間があります。

広東住血線虫症を発症した場合、一般的には2~4週間で自然治癒します。

ですが、症状が酷い場合や広東住血線虫の数が多い場合には死亡するケースもあります。

 

広東住血線虫症の症状は発熱、嘔吐、激しい頭痛、脳神経麻痺などです。

また、失明やてんかん、知能の遅れなどの後遺症を残すことがあります。

 

広東住血線虫が寄生した部位で出血と肉芽腫の形成を引き起こします。

広東住血線虫が起こす一番危険な症状は好酸球性髄膜脳炎です。

広東住血線虫症にかからないようにするには?

広東住血線虫症の予防方法は、ナメクジを生で食べないことです。

ナメクジやナメクジを餌にしている動物(トカゲやカエルなど)を食べる時は必ず火を通しましょう。

また、サラダなど生で野菜を食べるときには、その野菜にナメクジが付着した可能性があるので、しっかりと水洗いをしましょう。

また、ナメクジの死骸から体液に混じって広東住血線虫が出てくるので、ナメクジの死骸には触らないようにしましょう。

ナメクジには害があるのかどうか まとめ

ナメクジには害があるのかどうか、詳しく調べてきましたがいかがでしたでしょうか?

ナメクジは毒性を持つものや病原性細菌やウイルスなどの感染源となるものは見つかっていません。

 

ですがナメクジには、ナメクジに寄生する広東住血線虫という虫がいる場合があります。

この広東住血線虫は広東住血線虫症を発症させます。

 

広東住血線虫症を発症させないためには、ナメクジを生で食べたり、死骸に触ったりしないようにしなければなりません。

また、生で野菜を食べる時はナメクジが付着した可能性もあるので、しっかり水洗いをしましょう。

(ライター 雲呑)

スポンサーリンク