つい数年前も日本中で話題になった新ゴジラ。

ゴジラシリーズの映画に登場しているモスラのモデルになったのはアトラス・モスという巨大な蛾です。

 

アトラス・モスはボルネオ島やマレーシアなどに分布していますが、日本の八重山諸島にも亜種が生息していて、それらはヨナグニサンと呼ばれています。

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モスラという時には一般的にこのヨナグニサンも含まれているようですので、以下日本のヨナグニサンを中心にに詳しくお話していきます。

モスラの特徴

モスラは鱗翅目ヤママユガ科に分類される蛾の一種。

前翅長は130~140㎜程の日本最大の蛾です。また、昆虫の中でも翅の面積が最大です。

世界的にみても2番目の大きさを誇ることが最近の研究で明らかになりました。

 

本亜種は日本の沖縄県八重山諸島にのみ分布し、与那国島で初めて発見されたことからヨナグニサンの名前がついけられ、ヨーロッパ諸島ではその巨大な体形からギリシャ神話の巨人、アトラースにちなんでアトラス・モスと呼ばれています。

 

インドから東南アジア、中国、台湾、日本にかけて幅広く分布、いくつかの亜種に分けられていて、日本が分布の北限に当たります。

オスの体長は48~51mm、前翅長は100~130mm、メスは体長が50~53mm、前翅長は130~140㎜。

 

体色は赤褐色で、翅の前縁が黒褐色、内横線は白色をしています。

前翅の先端が鎌状に曲がっているのが特徴で、口吻は退化して失われているので羽化後は一切摂食せず、幼虫の頃に蓄えた養分で生きるので、成虫寿命は長くても1週間ほど。

 

成虫の前翅先端部には蛇の頭のような模様が入り、これによって敵を威嚇していると考えられています。

確かにじっと見ているとヘビの顔のように見えないでもないですが・・・・これで威嚇の効果があるのかどうかとちょっと疑ってしまうレベルです。

実際に威嚇になっているかどうかというのは実証されているわけではないようです。

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モスラの生態

モスラは森林意気に生息。

幼虫はアカギやモクタチバナ、フカノキ、カンコノキ類やトベラ、ショウベンノキなどを食草とします。

 

年に3回発生し、卵の期間は11~12日、幼虫期は摂氏20℃で57日、25℃で43日、30℃で46日です。

熱帯産にも関わらず、高温で成長が遅く、2齢までの幼虫は2~5頭の群れを作ります。

天敵にはカタビロコバチの一種やコマユバチの一種がいて、草地にいる幼虫は高い確率で寄生されているようです。

 

卵から孵化したばかりの幼虫は黒の体表に薄黄色の棘のようなものが全身に生えていて、成長と共にその棘は白っぽく長くのびていき、徐々に成虫の特徴であるオレンジ色の模様が体表に浮かび上がってきます。

 

棘はさらに立派になって脚は太くなり、体つきも頑丈になっていきます。

脱皮した殻は栄養源として摂食し、更に成長します。

モスラの呼び方

日本ではヨナグニサンと呼ばれているモスラですが、与那国の方言ではアヤマイハビルと呼ばれ、アヤミとは模様のある、ハビルとは蝶の意味があるとされています。

絶滅にひんしている!?モスラ

モスラは1985年に沖縄県の指定天然記念物になりました。

また、準絶滅危惧種にも指定されていて、沖縄県版のレッドデータブックでは絶滅危惧とされています。

アトラス・モスのあれこれ

2010年にイギリスのある機関でアトラス・モスの繁殖に成功したというニュースが流れました。

 

既に台湾では繭を袋を製造する材料として使用していたり、インドでも飼育の習慣がありましたが、イギリスの環境に適応し、卵を産んだのは初めてで、9個の卵を出産したのだとか。

 

ちなみに、「モスラ」の映画の中に登場するモスラの体長は135m、体重は1万5千トン。

インファント島の守護神という設定、

 

180mにまで巨大に生長して都内を破壊し、東京タワーに繭を作って成虫になるという設定。

興味のあるひとはぜひ見てみて下さい。

(ライター ナオ)

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