ボクサーのようにパンチをするカンガルー。
ピョンピョン飛んで愛嬌のあるワラビー。
お腹の袋に入り込んでお顔を見せてくれるカンガルーやワラビーの子ども達もとっても可愛いですよね。
そんなカンガルーとワラビーは見た目がそっくりですよね。
カンガルーとワラビーは違いがあるのでしょうか?
調査していきたいと思います!
カンガルー
カンガルーは主にオーストラリア大陸に生息していますが、タスマニア島やニューギニア島にも生息しています。
「カンガルー(kangaroo)」の名前は”跳ぶもの”と言う意味があります。
体長は115~160cm程の大きさです。
人間のように2本足で立ちます。
後ろ足がとても発達していて、太いしっぽでバランスをとりながらジャンプします。
カンガルーのジャンプは少ないエネルギーで高速移動をすることができます。
大型のアカカンガルーは時速70km出すことができ、オオカンガルーは時速64km出したこともあるそうです。
ですが、カンガルーは後退することができません。
カンガルーは池や川で泳ぐこともでき、とっても上手なんですよ。
カンガルーは発情期にボクシングすることがあり、両手で殴り合います。
また、両足で前蹴りをする事もあります。
この蹴りの破壊力は人間が内臓破裂するほどの威力だそうです。
カンガルーが子どもをお腹の袋で育てるのは有名ですよね。
この袋の中はめちゃめちゃ臭いんですよ(汗)
ワラビー
ワラビーはオーストラリアの広大な草地や森林地帯などに生息していて、約30種類いると言われてます。
色んな環境に対応することができるので、色んなところで生活することができます。
ワラビーの平均体重は25kg以下で、体長は50~100cmです。
カンガルーに比べると、後ろ足が小さくてしっぽが短いです。
後ろ足で飛び跳ねて移動したり、お腹の袋で子どもを育てたりすることはカンガルーと同じです。
ワラビーは夜行性で、食欲旺盛ですが、臆病な性格です。
広い土地があればワラビーをペットにする事も可能です。
小さいワラビーは抱っこすることも出来ますよ。
ワラビーの寿命は10年~15年程といわれています。
カンガルーとワラビーの違いは?
同じ種類のなかで、体が大きいものを「カンガルー」、体が小さいものを「ワラビー」と言います。
カンガルーもワラビーもこれといって明確な違いはなく体の大きさで区別されます。
ちなみに、同じ種類で中ぐらいの大きさのものは「ワラルー」とも言うそうです。
大きさの目安は、カンガルーが体長115cm以上、ワラルーが体長75cm以上、ワラビーが体長25cm以上・体重25kg以下となります。
その他の違いといえば、ワラビーはペットとして飼うことができるということです。
カンガルーとワラビーと人間
オーストラリアではカンガルーが突然道路に飛び出してくることがあるのでよく自動車と衝突し、事故が起きているそうです。
その他、カンガルーが人間の生活圏に侵入し、環境や農作物などに被害をもたらしています。
その為、生息数の多い一部のカンガルーは駆除しているそうです。
ワラビーも農作物を食べて荒らしてしまうので、ニュージーランドで害獣として扱われています。
オーストラリアではカンガルーのお肉を食用として食べます。
カンガルーのお肉は「ルーミート」と呼ばれ、スーパーで売られています。
カンガルーのお肉は世界の55カ国へも輸出されています。
日本ではアニメなどにキャラクターとしてカンガルーやワラビーが登場することがありますね。
カンガルーとワラビーについて まとめ
カンガルーとワラビーの違いについてお解かりいただけたでしょうか?
動物園などに行ってカンガルーとワラビーを比べて観察してみるのもよさそうですね。
(ライター 雲呑)