長い脚と大きなコブが特徴なラクダ。
砂漠というとラクダをイメージする方も多いことでしょう。
砂漠はとても高温なのでラクダは暑くないのかな?と疑問になりますよね。
長い脚と大きなコブが特徴なラクダですが、他にも特徴があります。
あまり顔を見ることのないラクダですがラクダの顔を見るとラクダのまつげの長さに目がいくことでしょう。
ではどうしてラクダのまつげは長いのでしょうか。
他の特徴と合わせてラクダの生態についてご紹介していきます。
ラクダって?
ラクダはラクダ科ラクダ属の哺乳類です。
モンゴルからアフリカ北東部にかけて生息しており、ラクダには2種類のラクダがいます。
その2種類とはヒトコブラクダとフタコブラクダです。
ヒトコブラクダはインドやイランなどの西アジアを原産とし、フタコブラクダはトルコやモンゴルなど中央アジア原産となります。
コブの数が違うことが特徴であり、ほとんどがヒトコブラクダと言われています。
ラクダはキャメル色をしていて首と脚の長さが特徴的です。
寿命は30年程と言われており、砂漠で生きるラクダには体内の水分が減らないように暑さ対策がされているのです。
ラクダの見た目からはどこが暑さ対策しているのかわからないですよね。
実はラクダの特徴が関係しているのです。
ラクダの暑さ対策と秘密
人間の場合、生きていくためには水は欠かせません。
体重の1割程度の水が失われると生命危機と言われますが、ラクダは4割失われても生命を維持することができます。
そして長期間、食べ物を食べなくても生きていくことができます。
なぜならラクダは一度に大量の水を飲むことができるからです。
ラクダ以外の動物は一度に大量の水を飲むことで血液中の赤血球が破裂してしまいますが、ラクダにはその心配がありません。
とても乾燥している砂漠でもラクダが生きていられるのは血液に水分を貯めることができるからです。
ラクダは気温に合わせて体温調整もできるため汗をかくことがありません。
ラクダの特徴となるコブの中身は脂肪のため、ここにエネルギーを貯め込むことができます。
他にもこのコブには日射による背中からの熱の流入を防ぎ、熱を放出しやすくし、大きなコブは太陽から身を守ることもできます。
ラクダの栄養状態がよければコブは大きく、食べ物を食べずにいるとコブはしぼんでいき小さくなります。
ラクダは草食動物なので植物性のものはなんでも食べます。
砂漠でサボテンを食べることもあるのです。
サボテンなんか食べて大丈夫なの?と思ってしまいますよね。
ラクダの口の中はゴムのようになっているため心配いらないのです。
ゆっくり歩くイメージのあるラクダですが、実は時速40kmの速さで走ることができます。
細長い脚をしていても100kgの荷物を背負い歩くことができ、持久力があるため重い荷物を乗せて長距離移動だってできちゃうのです。
そのため人間が移動手段に使うこともあります。
ラクダのまつげはどうして長いの?
このようにラクダが砂漠で生きるためには様々な秘密がありますが、ラクダのまつげにも秘密があります。
長いまつげでかわいい目をしているラクダですが、まつげが長いのにはちゃんと理由があります。
砂漠はとても乾燥しているため歩くたび砂が舞い上がります。
その砂ほこりを避けるためにラクダは自由に鼻の穴を閉じたり、長いまつげで砂が目に入らないように保護しているのです。
ラクダのまつげはどうして長いかのまとめ
いかがでしたか?
砂漠で生きるラクダには様々な特徴があることがわかりました。
ただただ長くてかわいいまつげだなと思っていても乾燥する砂漠で生きていくためにはちゃんとかわいさにも秘密があります。
ゆっくりのイメージがあるラクダが速く走れるということも見た目では想像できないラクダの秘密と言えるでしょう。
yupi☆