皆さんはカニムシという虫をご存知ですか?

米粒並みに小さいくせに存在感があり、一見サソリのような見た目をしていて何だか毒々しい雰囲気を醸し出しています…。

 

でも良く見ると可愛くて癒し系キャラの不思議なカニムシ!

今回はそんなカニムシの生態や毒を持っているのかどうかについて書いていきたいと思います。

カニムシって一体なんなの?!生息地・生態・食性について

カニムシはサソリの仲間と思われがちですが、クモの仲間なんだそうです。

生息地は日本全国に生息していて、数種類のカニムシが存在します。

 

普段は、海辺や石の下や森林などで暮らしているようです。

体長は約1~3mm程度しか無いので、人間の目では中々見つけにくいと思います。

 

動きが非常にマイペースでのんびりした性格をしています。

その半面、臆病な所もあるので危険を察知するとハサミを上に掲げて、強いんだぞ!とでも言ってるかの様に威嚇耐性に入ります。

 

でも体もハサミも小さいので威嚇ポーズも可愛く見えてしまいます!

カニムシは集団生活をする習性があり、獲物を見つけると集団で襲い掛かります。

 

単独で居る時に獲物と出くわした場合は、動きをピタッと止めて獲物が近づいて来るのを待ちハサミに触れたらガシっと挟んで仕留めるんだそうです。

カニムシは一度獲物を捕まえると絶対に離さないそうで、その負けん気のせいで逆に獲物に引きづられて食べられるなんて事もあるんだとか。

 

食性は肉食性で、主にダニやトビムシを好んで食べています。

カニムシの繁殖期は4月~8月に間に行われ、産卵が近づいて来ると巣穴に閉じこもり卵を産みます。

 

一度の産卵で5匹程産みます。孵化してすぐは体が透明でサソリっぽさはありません。

カニムシの寿命は1~3年は生きるとされています。

カニムシが人間に与える益と害とは?

カニムシは毒を持っている様な見た目をしているので、初めて見た方は危険と思う方もいますが一切毒は持っていません!

人間に攻撃してくるような事も無いですし、もしハサミで挟まれたとしても人間にとったら痛みも痒くも無い程度だと思います。

 

どちらかと言うと見ていて癒されたり、小さいのに一生懸命生きている姿が可愛いかったり、良い部分が多いと思いますよ。

そんな不思議な生態に惹かれてカニムシをペットとして飼育している方も多いんですよ。

飼育方法は簡単で、飢餓に強いので餌やりも一週間に一回程度で良いんだそうです。

 

カニムシが食べるダニやトビムシは簡単に捕まえられる生き物では無いので、カブトムシを一緒に買っておくと良いみたいです。

カブトムシの体にはダニが付くので、それをカニムシが食べるんだとか。

 

しかし一緒のケースの中で買うとカニムシが襲われる危険性もあるので気を付けて下さい。

ケースなども家にあるもの(ゼリーなどのカップやプラスチックのケース)で良いですし、乾燥にも強いので気楽に飼育を始められやすいのが良いですね。

小さなお子さんがいる家などでは、夏休みに観察日記をつけながら育てると良い思いでになるかも知れませんね。

カニムシについてのまとめ

今回がカニムシについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

小ネタですが『イソカニムシ』という種類の物はデカいらしいです!

 

このイソカニムシは白アリなどの害虫を食べてくれるので、家で発見してもそのままにして置く事をオススメします!

もしカニムシに興味を持って捕まえようと考えている方は、本当に目に見えないほどの小ささなので虫メガネなどを使って探すと良いかもしれませんね。

 

一番発見しやすい場所は、樹皮の下だそうです!

是非カニムシ探しにチャレンジしてみて下さいね。

ライター MISAKI