身近に潜む危険な虫と言えば「ムカデ」です。
噛まれたら大変なことになりますし、何より見た目も気持ちが悪い。
あのワサワサとうごめく足にくねくね動く胴体…。
鳥肌が立ちます。
できることなら自分の生活圏からは排除したいですよね。
そこで今回はムカデの生態や駆除の方法について、紹介していきたいと思います。
ムカデについて詳しく知ろう
ムカデとは、多足亜門ムカデに属する節足動物の総称です。
ムカデと言えば漢字で「百足」と書くように、たくさんの足があるのが特徴ですね。
種類によって足の数は違っていて、多いものでは100対を超すものも。
そんなに大量の足があって、動かし方が混乱したりしないのでしょうか?
人間なんて二本しかなくても足がもつれる時があるのに…。
全ての種類が肉食で毒を持っています。
日本でよく見るムカデは大体5cm~15cmほど。
小さいサイズならば勇気を出して退治しようという気も起きますが、15cmにもなると近づくのすら恐ろしい…。
しかし世界には30cm以上もある巨大ムカデがいるので、それに比べればまだかわいいものですね。
活動は一年中行っていますが、寒さに弱いため5月から10月にかけての暖かい時期によく見かけます。
冬だからと言って油断していると、暖かい家の中で冬を越すために潜んでいることもあるので要注意。
ゴキブリを狙って家の中に侵入してくることもあります。
ムカデの駆除方法
ここからはムカデの駆除方法について紹介していきます。
まずは、すでにムカデと対面してしまった時の対処法から。
効果的なのは殺虫剤や熱湯。
ムカデ用の殺虫剤や、凍らせて殺すタイプのものがおすすめです。
ちょうど手元に熱湯が沸いている場合には、熱湯をかけても一発でKOできます。
とは言っても、遭遇しないのが一番ですよね。
家への侵入を防ぐためには、家の周囲をぐるりと囲むように薬剤を散布するのが効果的です。
粉末タイプ、顆粒タイプ、スプレータイプなど様々な種類がありますので、家の形態に合わせて使い分けてください。
ただし、ペットや小さな子供がいる家では、口に入れたりしないように気を付けなければなりません。
そして次に、ムカデが好んで潜むような場所をなくしましょう。
暗く湿った場所を好みますので、庭に雑草が茂っていたり植木鉢や段ボールなどの不要物がある場合は撤去します。
また、餌となるゴキブリを駆除することでも効果が期待できます。
もしもムカデに噛まれたら
ムカデは我々の身近なところに潜んでおり、いつ噛まれてしまうかわかりません。
噛まれた際の症状としては、患部が真っ赤に腫れあがり激痛がはしり、ひどい場合は頭痛、嘔吐、発熱、アナフィラキシーショックなどが起こります。
噛まれたからと言って死んでしまうことはありませんが、苦痛は相当なものですので噛まれないに越したことはありません。
それでも万が一噛まれてしまった時のために、対処法を知っておきましょう。
まず一番最初にすることは、温度の高いお湯(45度前後)を患部にかけることです。
ムカデの毒は熱に弱い性質があるので、お湯をかけることで毒を和らげることができます。
40度以下では逆に毒が活性化して痛みが倍増してしまうので、必ず43度以上のお湯を使ってくださいね。
他の虫に刺された時のように、冷水や氷で冷やすというのはもちろん厳禁です。
そして更に石鹸を使って洗い流すことで、腫れや痛みを抑える効果が期待できます。
そこまでやったら、速やかに病院へ行ってください。
あくまでも応急処置なので、症状を悪化させないためには病院できちんとした治療をしてもらうのが最善です。
もし夜中や休みの日などですぐに病院にかかることが難しければ、市販されているステロイド系の軟膏を塗りましょう。
まとめ
実は私も過去に一度だけムカデに噛まれたことがあります。
頭痛などの症状は出なかったのですが、幹部はパンパンに腫れて、動かすのも痛いほどの激痛でした。
二度と噛まれたくはないです…。
そのためにも、ムカデの駆除はしっかりとやろうと思います!
(ライター名 もんぷち)