働き者の日本人が忘れかけているスローライフを満喫している動物をご存知ですか?

それは、ゆっくりゆ~~っくりと動いていて、スロースローライフを送る「ミツユビナマケモノ」です。

とってもCUTEで可愛い「ミツユビナマケモノ」について詳しくご紹介していきます。

「ミツユビナマケモノ」って?

「ミツユビナマケモノ」は、哺乳綱 異節上目 有毛目ナマケモノ亜目に属する゛ナマケモノ(樹懶)゛です。

ミツユビナマケモノは、゛ミユビナマケモノ゛とも言います。

ナマケモノはいくつかの科に分かれていましたが、絶滅した科もあり、現在は、ミツユビナマケモノ科とフタユビナマケモノ科に分かれていて、5種類います。

南アメリカ・中央アメリカの熱帯林に生息しています。

 

ミツユビナマケモノは、3つの指しかない事と、ゆっくりゆっくりゆった~りと動く゛怠け者゛という名が合わさった名前になっています。

英語名であるthree-toed slothの゛Sloth゛も怠け者を意味しています。

「ミツユビナマケモノ」の特徴

ミツユビナマケモノの特徴は何といっても前後の指が3本しかないことです。

そして、頚椎が9個あります。

 

哺乳類では珍しく、体温を外気に合わせて変えることができます。

ミツユビナマケモノの体長は40~70cm、しっぽの長さは2~9cm、体重4~5kgです。

毛は柔らかいヘアブラシのような感じです。

見ているだけで癒される可愛い生き物のまとめ

夜行性で、ほぼ一生、木の枝の上で生活します。

1日19時間止まっていたり、1日の移動距離が38mだったりと、ほとんど動きません。

排便・排尿をするために、週に1度、木から降りてきます。

「ミツユビナマケモノ」の食事

ミツユビナマケモノには好き嫌いがありますが、基本的に草食系で、クワ科のセクロピアの木の葉などを食べます。

1日に8g~10gほどしか食べませんが。

 

それぞれミツユビナマケモノは好きな木が決まっているので、争いをすることもありません。

ミツユビナマケモノは、首を270度回転させることができるので、体を動かさずとも周りの葉を食べることができるんですよ。

「ミツユビナマケモノ」は泳げる?

ミツユビナマケモノは泳ぎがとても上手です!

アマゾンなどでは、雨期に洪水になったりするので、ミツユビナマケモノは泳ぐ術を身につけています。

敵から逃げる時も、川を見つけると飛び込んで、泳いで行くんですよ。

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エコ精神の「ミツユビナマケモノ」

ミツユビナマケモノは、週に1回木から降りて、地面に浅い穴を掘り、そこに排便をします。

そしてそのフンの上には、枯れ葉をきちんとかぶせます。

 

実はその行為が、ミツユビナマケモノが住んでいる木に、栄養を与えていることに繋がっているんです!

葉っぱから得た栄養の50%をフンとして木に与えているそうです。

「ミツユビナマケモノ」と一緒に暮らす

ミツユビナマケモノはペットとしても飼うことができます。

木の上で生活するので、大きめの木が数本必要です。

 

排便も決まったところにするので、トイレ砂を入れた容器を設置すればOKです。

飼育は簡単ですが、温度と湿度の管理をしっかりしてあげなければいけません。

 

餌を手渡しで与えたりできますが、ミツユビナマケモノはとっても動作が遅いので、イライラせずに気長にのんびりと、の~んびりと触れ合いましょう。

お散歩やお出かけは一緒に出来ませんが、お風呂やプールなんかを用意してあげると、泳ぐ姿が見られるかもしれませんね。

生活のほとんどを木の上で過ごしているミツユビナマケモノ。

 

動いているか動いていないかわからないぐらいの劇遅な動きが愛らしいですね。

ミツユビナマケモノのエコで平和な生活は、私たち人間も見習いたいですね。

(ライター 雲呑)

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