ペットとして人気のあるホ―ランド・ロップを知っていますか?
大きな耳がトレードマークの可愛い垂れ耳ウサギなんです。
ホ―ランド・ロップって?
ホ―ランドロップはアナウサギの仲間でペット用に品種改良された、大きな垂れた耳が超可愛いウサギです。
大型で垂れた耳が特徴のフレンチ・ロップとペットの中では最大の人気種、小型のネザーランド・ドワーフを掛け合わせた品種。
公認されているカラーだけでも30種類ほどいます。
ホ―ランド・ロップの特徴
嬉しい時にはジャンプをして喜びを表し、恐れやイライラが募ると後ろ足を強く地面に蹴りつけてシグナルを表現します。
喜怒哀楽がわかりやすく、人なつっこい性格がペットとしてはとても魅力的です。
ホ―ランド・ロップの種類
ホ―ランドロップのカラーは様々。そのいくつかを紹介しちゃいます。
セルフは全体が同じ色の単色。ブラックやチョコレートなどが人気です。
シェイデッドは背中から尻尾までがグラデーションになっているおしゃれなタイプ。
タンパターンは目の周りや耳の内側、胸からお腹にかけて白っぽいのが特徴です。
他にも毛の一本一本が3色以上のカラーに分かれているアグーチやほぼ単色で目の周りや耳の内側、尻尾が薄くなっているワイドバンド。
どれもがぬいぐるみのような可愛さで、モフモフしているのだから、たまりません!
ホ―ランド・ロップを飼おう!
ホ―ランド・ロップはペットショップにいます。
価格は2~5万円ほど。珍しいカラーや人気のあるカラーはすぐに売れてしまうのだとか。
運命的な出会いがあったら、さっそくあなたの可愛いペットにしちゃいましょう。
準備するのは大きめのゲージとエサ、あとはエサを入れる器と給水機。遊び道具やケア用品なども必要です。
エサはウサギに必要な栄養バランスの取れているウサギ専用のペレットがおすすめです。
ただし、与えすぎると栄養過多になってしまうので、ペレットはエサの4割程度に抑えておくのが良いようです。
後の6割は牧草です。
ウサギは牧草をすり潰して食べることで前歯の伸びすぎを防いでいるそうで、これは必須!
牧草は2種類あり、アルファルファとチモシーが販売されています。
アルファルファの方は栄養価が高く、成長期の子ウサギや妊娠中の雌ウサギに与えます。
一方チモシーの方は繊維質が多く、カルシウムが少ないので、高齢のウサギ向きです。
体調や年齢を考えて与えてあげるのが良いでしょう。
動物園などでウサギのエサとしてよく見るのがニンジンやリンゴなどの野菜や果物。
これらは自然界では常に食べられるものではありませんから、ホ―ランドロップがいくらペット用の品種だとしても、与えすぎるのは禁物です。
おやつ程度に少しだけ上げるのが良いでしょう。
ホ―ランドロップを飼うときの注意点
ホ―ランドロップを飼う時に注意しなければならないのは、温度管理です。
ホ―ランドロップは温度差に弱いので、飼育環境を常に20~25℃に保つことが必要です。
また、毛玉を飲み込んでもネコのように吐き出すということができないので、毎日のブラッシングも重要になってきます。
歯の伸びすぎにも注意が必要です。
前歯がだんだんと伸びてくると、かみ合わせが悪くなり、しっかりと食事ができなくなります。
歯を削るための木のおもちゃもありますので、そちらを準備しておくとよいでしょう。
オモチャはゲージの中に入れたり、ゲージから出したときに遊びながら自然に歯が削れているというのが理想です。
人見知りをせずに誰にでも懐きやすいホ―ランドロップはお客さんが来た時にもきっと大活躍してくれますよ♪
(ライター ナオ)