カトリヤンマというトンボの一種を知っていますでしょうか。
カトリヤンマと聞くとなんだかかっこいい名前のトンボですよね。
カトリヤンマはヤンマ科のトンボの一種です。
ヤンマ科というとトンボの中で人気があります。
なぜならヤンマ科のトンボにはかっこいいトンボが集まっていると言われているからです。
そんなかっこいいトンボが集まるヤンマ科、そしてヤンマ科に属するカトリヤンマについてご紹介していきます。
ヤンマ科ってかっこいい?
ヤンマ科とはトンボ目ヤンマ科に属する昆虫のことを言います。
トンボの中でもこのヤンマ科は人気があります。
ヤンマ科の昆虫の特徴、それは胸に接した腹筋が胸方向にくびれているということです。
トンボ科ほど広範囲ではないのですが、飛ぶ力は力強いと言われています。
体長50mm以下の種類はいないと言われるほど、大型種類が多いです。
ヤンマ科にも様々な種類がいますが、ヤンマ科に属する中型ヤンマであるカトリヤンマについてご紹介致します。
カトリヤンマの生態と特徴
カトリヤンマはトンボ目ヤンマ科に属する昆虫です。
体長は70mmほどなのでヤンマ科の中では中型になります。
北海道や本州、四国、九州、沖縄に分布しており、7月~11月に県内に生息するヤンマ科の昆虫です。
そのためもっとも秋まで生き残ると言われています。
ヤンマの仲間では珍しく卵で越冬します。
カトリヤンマは卵で越冬して、春~夏にかけて幼虫が成長し成虫は6月下旬から羽化します。
未熟なうちは全体に褐色ですが、成長すると黒化していきます。
大きな複眼と腹部のくびれが特徴になります。
大きな複眼はエメラルド色で腹部は黒っぽく細身です。
なんといっても腰のくびれは最大の特徴と言えるでしょう。
最大の特徴であるくびれがあるためカトリヤンマということがとてもわかりやすいのです。
日中はほとんど活動することがありません。
カトリヤンマは夕方になると活動を始めるので、日中は竹藪や林中などで木の枝にぶらさがっていたりして暗くなるのを待っているのです。
カトリヤンマは水田を主な生息場所とするため、水辺の近くの暗い林の中などが多いでしょう。
また、平地や低山地の水田でも発生します。
昔は日本の多くの水田が湿田状態であったためカトリヤンマも生息しやすい環境でした。
そのためカトリヤンマは多く生息していましたが、乾田化していくことによりカトリヤンマの数は減ってしまいました。
カトリヤンマの生態と特徴まとめ
いかがでしたか。
カトリヤンマの生態と特徴についてご紹介しました。
カトリヤンマと聞くと名前ならしてかっこいいイメージがありますよね。
カトリヤンマはトンボの中でもかっこいいトンボが多いと言われるヤンマ科のトンボなのでヤンマ科のトンボはとても人気があります。
ヤンマ科には小型のものはいないと言われるほどで体長50mm以下はいないです。
体長70mmほどであるカトリヤンマでもヤンマ科では中型の部類に入ります。
日本各地を生息地としているため珍しいと言われるトンボでもありません。
秋まで生き残ると言われるほどなのでカトリヤンマの生命力も強いと言えるでしょう。
最大の特徴と言われる腰のくびれはカトリヤンマを見分ける上で大切なポイントになります。
トンボというと全体的に細身でありますが、その細身のトンボの中でもさらに腰部分がキュッとくびれているということなのでとてもわかりやすいのです。
最大のくびれを持ち、かっこいいと言われるヤンマ科に属するトンボ、カトリヤンマは大きな複眼も持つため魅力いっぱいです。
トンボをなかなかまじまじと見るということはあまりないと思いますが機会があればカトリヤンマの特徴とも言えるエメラルド色の複眼、そしてくびれを観察してみて下さい。
yupi☆