オオトビサシガメは日本最大のカメムシ!というと顔をしかめている人が沢山いそうですが、なんとなんと日本最大のカメムシは実はバナナの香り!!??

今回はそんな何かと気になるオオトビサシガメについて詳しくお話ししていきます。

オオトビサシガメの特徴

オオトビサシガメは体長が20~27㎜でオオトビサシガメは日本最大のカメムシです。

 

体は細長く、茶褐色で脚や触角の第1節がとても長いという特徴があります。

分布は本州、四国、九州で生息は低地から山地の日当たりの良い樹上や草や低い木の上で地上に降りることはほとんどありません。

口吻が鋭く、刺されると激しく痛みます。

オオトビサシガメの臭い

オオトビサシガメの臭腺から放たれる臭いは一般のカメムシの悪臭とは違い、バナナの香りがするのだそう。

実際に確かめた人のブログでは個体によって差があるものの、バナナ臭よりも更に甘いミルクバナナのような香りがした個体もあると表記されています。

臭いはすぐに気化して飛んでしまうので、オオトビサシガメをみつけたらぜひビニールなどに入れて刺激を与えて嗅いでみてください。

オオトビサシガメの雌雄の見分け方

オオトビサシガメの雌雄の見分け方は腹のヘリ部分の張り出し方。

オスは腹の幅が前胸より狭いですが、メスでは前胸よりも広く張り出しています。

オオトビサシガメとヨコヅナサシガメの見分け方

ヨコヅナサシガメはカメムシ目サシガメ科ヨコヅナサシガメ属に分類され、中国から東南アジアにかけて分布し、日本には球種に移入し、現在は関東地方まで分布を拡げているカメムシです。

 

幼虫も成虫もサクラ、エノキ、ケヤキ、クワ、ヤナギ、クスなどの大木の樹上で生活します。

成虫の体長は16~24㎜で日本産サシガメ科最大級。

 

体色は光沢のある黒色で頭部が細長。腹部の縁には白色で各説に大きい黒班を持つ腹部結合板が葉状に拡がり、翅の外側に張り出して反り返り、側縁は僅かに波打っています。

腹部結合板の配色は幼虫期では白黒が単純に交互に並びますが、成虫では黒斑が近縁まで達しないのでピアノの鍵盤状になり前翅がはみ出していているので、それが相撲の化粧回しに見えることから名前がついたとされています。

 

体の黒色部は羽化直後の外呼格が硬化する前の段階では鮮やかな赤色をしています。

オオトビサシガメは体長が20~27㎜でオオトビサシガメは日本最大のカメムシです。

 

体は細長く、茶褐色で脚や触角の第1節がとても長いという特徴があります。

分布は本州、四国、九州で生息は低地から山地の日当たりの良い樹上屋草や低い木の上。地上に降りることはありません。

マツヘリカメムシとオオトビサシガメの見分け方

マツヘリカメムシは北米大陸西部原産のヘリカメムシ科のカメムシで、日本では2008年に東京の副巣箇所で確認され、近年埼玉県や神奈川県も含む首都圏を中心に分布を拡大しています。

 

成虫の体長は15~20㎜で体幅5~7㎜。カメムシとしてはやや大型で胴体も頭部も縦長で全体に赤褐色~褐色、微細な毛に覆われているので光沢は無く錆色に見えまあ巣。

後ろ肢の頚節に先端方向に広がるオール状の葉状片を持つのが特徴。終縁部に微細な鋸歯がありますが頭目に目立つような大きな棘はありません。

 

背面に重ねた翅の中央付近には横切るようなジグザグ状の白線斑か、もしくはその一部のみが残った小さいひし形上の紋がありますが不明瞭なこともあります。翅の外縁からはみ出している腹部側縁も濃淡のダンダラ模様です。

オオトビサシガメとは大型のカメムシという点が共通していますが、体長はマツヘリカメムシの方が小さく、体色も違うので簡単に見分けることができます。

オオトビサシガメのまとめ

オオトビサシガメは体長が20~27㎜でオオトビサシガメは日本最大のカメムシ。

オオトビサシガメの臭腺から放たれる臭いはバナナの香り。

オスは腹の幅が前胸より狭いですが、メスでは前胸よりも広く張り出している。

(ライター ナオ)