皆さんはスズバチという生き物を知っていますか?
スズバチの生態は調べても詳しく書いていないので、あまり知らないという方も多いかもしれませんね。
ハチの種類の中では、人間が住む場所に巣を作らないというものもいますが、スズバチに限っては庭や玄関先にも普通に巣を作ります。
なので、彼らと遭遇する確率は高いので生態をよく知っておきましょう!
さて、その彼らの生態とはどういったものなのでしょうか?
今回はスズバチについてまとめていきたいと思います☆
スズバチってどんな生き物なの?~生態・特徴・発生時期~
スズバチは、ハチ目(膜翅目)ドロバチ科に分類されるハチの一種です。
生息地は、様々な地域で目撃情報はあるのですが、主に北海道・本州・四国・九州に生息しています。
本来は南太平洋地域や東南アジア原産で、日本には生息していなかった外来種です。
一番初めに発見されたのは1990年代で、小笠原諸島で発見されました。
現在でも導入経路は分かっておらず、定着個体の原産地も不明という、謎の多いハチです。
生活環境は、平地や低い山地などで生活しています。
平均体長は約20mm~30mm程の大きさです。
体の特徴としましては、体は黒色で灰褐色の微毛に覆われており、腹部や光線の具合によってはビロード状の光沢を表します。
斑紋は橙黄色で、時に後胸背板の黄紋を消失します。
翅部分はやや暗褐色を帯びていて、前翅の中室は黄褐色になっています。
雄雌の見分け方としましては、雄は頭楯は黄色で、雌の頭楯は橙黄色となっています。
肢は黒色で褐色部が多く、雄に限っては触角の先端が鉤状になっていません。
スズバチの幼虫はウジ虫形で、越冬形態です。
幼虫は親が巣に用意しておいた、チョウやガの毛の少ない幼虫を食べて成長していきます。
サイクルとしては、卵⇒幼虫⇒蛹⇒成虫の完全変態を行います。
今の所、強い毒性は確認されていません。
しかし、獲物を捕まえる時に麻酔薬のような成分の液体を流し込み弱らせるので、人間が刺されるとアレルギー反応のようなものは出るかもしれません。
スズバチの巣の特徴と営巣方法とは?~スズバチの雑学~
スズバチが巣を作る時は、木の枝・カベ・墓石などに粘度で球形や楕円形の巣を作ります。
粘度で5個~10数個の幼虫室がある巣を作って、さらに全体をもう一層の粗い砂の壁」で覆います。
こうして二層にして巣を覆うことで、巣を丈夫にする為だけでなく、中に暮らしている幼虫を寄生バチや他の敵から守る為だと言われています。
巣の特徴としましては、とても分かりやすく土の塊のような巣があればスズバチの巣と思ってもらって良いでしょう!
最悪なのは、稀に家の床下やベランダや屋根裏や天井裏に作られる事があります。
そういう場所に作られると、家や家具などを汚染される可能性もあります。
但し、女王バチを中心に集団生活するのではなく、単独性の種なので巣を守るために人間に襲い掛かって来る事はほとんどありません。
そして、幼虫が成虫となって飛び立ったあとの空巣が再利用される事もないようです。
それでも、人間に攻撃的ではないからといって、自ら巣を壊しにいったり刺激を与えるような事をすると、反射的に襲い掛かってくる事もあるので注意が必要です!
スズバチはスズメバチともよく似ているので、自己判断で駆除しようとせず、見つけたら必ずハチを駆除してくれる専門の業者に頼みましょう☆
スズバチについてのまとめ
今回はスズバチについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
これからの季節、スズバチが姿を現し始めるので、もし巣を見つけたら早急に駆除してもらいましょう。
ライターMISAKI