「オオカレエダカマキリ」もしくは「ドラゴンマンティス」って聞いたことがありますか?
世界で最大といわれているカマキリです。
カマキリは世界で2000種類以上生息しているのだそうですが、その中でも体の大きさと、体の模様がとても魅力的です。
今回は、オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の生態について、詳しく調査していきたいと思います。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)とは?
「オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)学名:Paratoxodera cornicoillis」とは、節足動物門昆虫綱カマキリ目カマキリ科の世界で一番大きなカマキリです。
生息地域は東南アジアで、特にマレーシアとなっています。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の生態
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は、体長が20センチぐらいあります。
脚は細くて、鎌も細くて、顎も小さいです。
一見華奢な体に見えますが、とにかくまぁ、サイズがデカいです。
細長い体は茶褐色で、その体の胸や脚などには緑色の葉っぱのような鱗が付いています。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は苔が生えた小枝のような、枯れた枝のような体の形と模様をしています。
その体はとっても美しいです。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は普段、木の枝にぶら下がって体を揺らしています。
これは枯れ枝に化けて、鳥などの外敵から身を隠しているんだそうです。
枯れ枝のような体で、獲物を待ち伏せして捕食します。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)はなぜ大きいのか?
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の生息地であるマレーシアは、日本と同じぐらいの広さがあります。
その中でも約60パーセントが熱帯雨林地帯になります。
大きな体をした昆虫は、自然が多く残っている場所に生息していることが多いので、オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)も広い大自然でのびのびと生活し、進化していくうちに巨大になっていったのだ、ということなのだそうです。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の名前の由来
゛オオカレエダカマキリ゛という名前は和名です。
名前の由来は、「枯れた枝」からきています。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は「枯れ枝」に扮して天敵から身を守っているからです。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の大きな体と細長い体つきが龍に見えることから、゛ドラゴンマンティス(龍カマキリ)゛とも呼ばれます。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は売っている?
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の生息地であるマレーシアでは、標本が売られています。
マレーシア価格で180RM
日本円で約5.400円ぐらいです。
ちょっとお値段が高いですね。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は、生息地であるマレーシアでも貴重です。
野生のオオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)を見つけるのは、とても難しいのだそうです。
日本でもほとんど出回りません。
そのため、オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の標本であっても少しお高いお値段がするのです。
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)について まとめ
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)の生態について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?
オオカレエダカマキリ(ドラゴンマンティス)は世界最大のカマキリです。
大きさは20センチぐらいあります。
体の模様は小枝のようになっていて、とても巧妙です。
生息地であるマレーシアでもなかなかお目にかかれない、貴重なカマキリです。
(ライター 雲呑)