皆さんはアシナガコガネという生き物を知っていますか?
飛べる虫なのに、飛ぶのが下手な虫としaて知られているようですね。
虫なのに飛ぶのが下手とは…謎が深まります。うーん。
見た目は名前の通り足が長いので、そのから『アシナガ』と付けられたんだとか☆
謎多き昆虫ですが、彼らの生態とはどういったものなのでしょうか?
今回はアシナガコガネの生態や特徴、そして見分け方についてまとめていきたいと思います!
アシナガコガネってどんな生き物なのか?~生態と特徴について~
アシナガコガネは、コウチョウ目コガネムシ科アシナガコガネ亜科に属する昆虫です。
コガネムシ科の昆虫は、全世界に約3万種生息していて、そのうち日本には約360種類ものコガネムシが分布していると言われています。
アシナガコガネもそのコガネムシ科の一種です。
生息地は、本州・佐渡・伊豆諸島・四国・九州・壱岐・五島列島・屋久島などに分布しているとされています。
活動時間は、主に日中で夜間は枯れ葉の下などでじっとしている事が多いようです。
平均体長は約5.5mm~8.5mm程の大きさです。
体の特徴としましては、体の模様は細かい鱗片によるもので、背中側を縦に走る黒と白模様が特徴的です。
体の色には変異があり、淡い緑黄色・淡い薄緑色・金色・淡い茶色など個体によって様々です。
なので、同じ種が集まっていてもそれぞれ色が違うので、個性的で美しいです☆
アシナガコガネの成虫は、葉や花などを食べて生活しています。
幼虫の食性は幅広く植物の根を食べるので、度々ゴルフ場に大量発生するようなんですが、害虫として扱われています。
同じく、成虫も害虫として扱われています。
大体の昆虫は、幼虫の時期は害虫扱いされる事が多く成虫になれば食性が蜜などに変わるので害虫扱いされないんですが、アシナガコガネは幼虫も成虫も害虫扱いなんですね…。
アシナガコガネが好む花の色は、白・ピンク・黄色・青などの淡い色に寄ってくるようなので、これらの色の花を栽培している方は注意が必要です!
ちなみに、車などの光が反射するものにも反応して寄って来るようです。
アシナガコガネとヒメアシナガコガネの見分け方
アシナガコガネとヒメアシナガコガネはとてもよく似ていて、見分けるのが難しいとされています。
食性もよく似ているので寄って来る植物も一緒ですし、体の形や色もそっくりなので、中々見分けるのに苦労します…。
発生時期もほぼ同じなので、正直違いを説明するのも難しいのですが…。
アシナガコガネとヒメアシナガコガネの決定的な違いと言えば、やはり単独行動と集団行動の違いだと思います。
アシナガコガネは単体でいる事が多いのですが、ヒメアシナガコガネは群れを作っている事が多いです。
なので、植物にたかっているときも、ヒメアシナガコガネは群れでやってくるので一気に食害されてしまいます。
もう一つは、体長の違いです。
パッと見た感じでは体長にあまり差はないように見えるのですが、よく見るとヒメアシナガコガネの方が若干大きいです。
しかし、この体長は二種類並べてみて初めて分かる事なので、あまり当てにはならないかもしれませんね。
あとは、これもよく見なければ分からないのですが、背中の斑紋が違います。
アシナガコガネは淡い光沢がある綺麗な体の色をしていますが、ヒメアシナガコガネにはその光沢感があまりありません。
一応見分けるポイントとしては、こんな感じです♪
アシナガコガネについてのまとめ
今回はアシナガコガネについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
ガーデニングをされている方などは、アシナガコガネに食害されないように気を付けましょうね!
ライターMISAKI